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浜松・大平台にパン店 北海道産小麦使い、ドイツパンに注力

国産小麦にこだわったパンを約60種類並べる

国産小麦にこだわったパンを約60種類並べる

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 パン店「モンタンヴェール」(浜松市西区大平台)が10月1日、浜松・大平台にオープンした。

店舗外観

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 山好きな店主の小野寺宏輔さんは、ヨーロッパのアルプスに登山した際に食べたパンに感動し、パン職人の道を目指した。帰国後修業に励み、埼玉県の駅前でテナントを借りて開業。約15年間パン店を営業してきた。自分の将来設計を考えたとき、自宅兼店舗でできたらという思いがあった小野寺さん。妻の親の面倒をみるため浜松に移住し、自宅兼店舗で営業できる同所に店を構えオープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約16坪。しっくいの壁や、木製のカウンターや陳列棚でぬくもりのある温かな空間。使い込むほど味わいの出るシンプルな作りにしたという。看板は目立つような色合いで母親が描いた。

 「大型商業施設に負けず個人店も頑張り、パンを通して人に活力を与えたい」と考える小野寺さん。北海道の小麦農家を訪ね、納得のいく小麦を選んだという。国産小麦を使うことで実現したというモチモチ食感のパン約60種類を並べる。ドイツパンを得意とする小野寺さんは、コクのある味わいの「フォルコンブロート」(900円)や、フルーツを入れた誰でも食べやすい「オレンジ&レーズンのライ麦」(280円)などを用意。埼玉県で営業していた時には「珍しい」と人気があり、喜ばれたという。「十勝バンズ」(120円)や「十勝(くるみ)」、「十勝(ブルーベリー&クランベリー)」(以上、190円)など、十勝の小麦だけを使った十勝シリーズもそろえる。ほかにも「パン・ド・ロデブ」(285円)のようなハード系や、「ソーセージのクロワッサン」(235円)や「あんクロワッサン」(198円)のようなクロワッサン系も提供。パン好きに向けたメニューだけでなく、誰でも食べやすいように柔らかなパンや総菜系メニューなど幅広く用意するよう心掛けているという。

 「現在49歳だが、90歳くらいまで病気をせず、末永くやっていきたい」と小野寺さん。「地元の客に愛されるパンを届けていけたら」とも。

 営業時間は9時~18時。日曜・木曜定休。

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