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浜松・船越の菓子店にイートインスペース 随所にこだわりを見せ

多くの人の来店を期待する、店主の藤本桂さん

多くの人の来店を期待する、店主の藤本桂さん

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 菓子店「Kipps by SHUHODO 船越店」(浜松市中区船越、TEL 053-463-5130)が8月6日、イートイン営業を始めた。

桃の果肉と自家製シロップ、カステラまんじゅうが乗ったかき氷「桃」

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 1974(昭和49)年に創業し、今年6月にオープンした同店。以前から、イートインスペースを作ることを検討していたが、新型コロナウイルスの影響もあり、店舗内に作ることを断念。3密になりにくい屋外に作ることを考え、もともと駐車場だったスペースを利用して、イートインを始めた。

 イートインスペースの面積は約10坪。テーブル席は10席。それ以外にベンチを置くことで6席ほど確保した。暑さ対策として、テーブルごとに日よけのためのパラソルを設置。隣の建物との境にグリーンの葉を敷き詰め、明るく見た目も涼しげに仕上がった。

 同店で販売している商品はすべてイートイン可能。イートインの開始に合わせて、新たなメニューとしてかき氷やソフトクリーム、わらび餅を使ったドリンクを追加した。かき氷は、カステラ生地に白餡(あん)が入った同店の看板商品「カステラまんじゅう」を乗せた商品を3種類用意。市内のいちご農園「Browncrew(ブラウンクルー)」のいちごを使った自家製シロップをかけた「いちご」、藤枝市の有名店の抹茶を使った「抹茶」、山梨や長野産の桃で作った自家製シロップと果実が乗った「桃」(以上、600円)をそろえる。近くに駄菓子屋がないことから、子どもが自分の小遣いで気軽に食べられる価格のかき氷をどうしても作りたいと考え、イチゴやブルーハワイのシロップがかかった昔ながらの「こどもかきごおり」(100円)も用意した。ほかにも「カステラまんじゅう」と長坂養蜂場のはちみつがかかった「はちみつソフトクリーム北海道プレミアム」(430円)や、いなさ牛乳と自家製のわらびもちを使ったドリンク「いなさ牛乳わらびもち黒蜜きなこ」(500円)、アイスコーヒー(110円)などを提供する。ソフトクリームには同店のキャラクター「くままん」がプリントされたクッキーを乗せるなど、同店らしさを出した商品をそろえる。

 新型コロナウイルスの感染予防のために、スタッフは全員マスクを着用。入り口には消毒を用意し、カウンターには飛沫(ひまつ)防止のためのビニールを設置。密にならないよう間隔をあけてテーブルを配置し、テーブルの上にアルコールティッシュを用意する。

 今後は、パフェやくままんのかき氷、カラフルなあられ「おいり」の販売を予定し、季節にあわせてメニューも見直していく。「新型コロナウイルスに関してできる限りの対策を行っており、屋外にあるイートインなら3密を避けやすい」と店主の藤本桂さん。「最近は子ども連れで来店する人も増えている。今年は遠出をせずステイホームの人も多いと思うので、安心して来店してほしい」と呼び掛ける。

 営業時間は10時30分~18時。水曜、第3日曜定休。

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