浜松のアクトシティ（浜松市中区板屋町）で11月9日、職業体験イベント「ハマワクキッズ」が開催される。主催は浜松商工会議所青年部（TEL 053－452-1113）。

　地元の商工業を通じ、子どもたちが将来の仕事について考えることを目的に開く同イベント。同様の職業体験イベントを昨年開催したところ、80人の定員に対し700人以上の応募があり、多くの申し込みを断ることになってしまったという。今回、イベント内容の充実と拡大を図ることで、できるだけ多くの子どもが参加できるようにした。事前申し込みでは予約定員を超える申し込みがあったが、定員の枠を増やすことで受け入れ対応。当日も枠を設け参加できる。

　当日は、会場内で実際に仕事を体験したりセミナーを受講したりすることでキッズマネーを得ることができる。キッズマネーは会場に出店しているショップや飲食店で使うことができる仕組み。体験できる職種は、フラワーアレンジメントやブティック、自動車整備士など50種類以上。「浜松・東三河フェニックス ファイヤーガールズ」のチアダンスやプロけん玉師「伊藤佑介」さんのショー、スケートボードのデモンストレーションなど、一般の来場者が観覧を楽しめるステージイベントも用意する。

　飲食ブースには、浜松の名産品であるうなぎの弁当を販売する「うなぎの井口」や引佐のブランド牛の串焼きを販売する「峯野（みねの）牧場」、スリランカカレーを販売する「LaLaカレー」など、同青年部会員である地元企業が10店以上出店するほか、キッズコーナーではバルーン遊具の「家康くんふわふわ」も設置する。

　「最近は自分の両親がどんな仕事をしているのかを知らない子どもが多くなってしまっている。子どもたちが職業体験できる貴重な機会のため、ぜひ参加してもらいたい」と同会議所の石原慎介会長。「この経験を通じて将来の浜松経済の担い手となるきっかけになってくれれば」とも。

　開催時間は9時～15時。職業体験の当日受け付けは10時からで、小学4年～6年が対象。