浜松のブルーベリー農園が3周年-梅園に次いで開園、年々客増やす

苗が低いため子どもでも摘み取りやすいブルーベリー。園内はバリアフリーで車いすでも利用できる。

苗が低いため子どもでも摘み取りやすいブルーベリー。園内はバリアフリーで車いすでも利用できる。

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 浜松・都田のブルーベリー農園「ブルーベリー狩り あおいとり」(浜松市北区都田町前原、TEL 053-428-7587)が6月1日で3周年を迎えた。

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 同園を運営する佐藤農園はガーベラなどの農作物を栽培する傍ら、17年前に「大津山昇竜しだれ梅園」を開園。毎年大勢が訪れる名所となった。梅シーズン以外にも何か新しいことができないかと模索する中、3年前に試験的な形でブルーベリー農園を始め、今では20品種ほどを栽培するようになった。

 ブルーベリーは土の質、気候などに左右されやすいこともあり、ブルーベリー狩りのできるところは浜松近郊では珍しいという。

 園内は天候に左右されないハウスになっており、虫や鳥を排除して衛生面にも気を使う。苗と苗の間隔も広く、車いすでの利用も可能。同農園の佐藤聡さんは「車椅子の方や子ども連れの人にも来てほしい。ブルーベリーの苗は低いので子どもでも簡単にとることができる」と話す。

 農園の売店ではブルーベリージャム(瓶=600円)や都田産ブルーベリーを使ったアイス(270円)、ブルーベリーのソフトクリーム(250円)なども販売。今年からはブルーベリーの花のみつだけを集めて作ったハチミツの販売もはじめた。今年できたブルーベリーの花の香りがするハチミツ30瓶はすでに完売したという。

 佐藤さんは「3年やってみて、少しずつだが認知されてきた。平日は客数も少ないが、年々来園客は増えているし、毎年来てくれる方には『年々おいしくなる』と喜ばれている。客と直接接することで意見も聞け、それによりおいしいものを作らないと、という意識も上がる。今後も年々良いものを作っていけるよう頑張りたい」と意欲をみせる。

 営業時間は9時~17時30分。料金は、6月=小学生以上1,200円・園児500円、7月~8月=小学生以上1,000円・園児400円。金曜定休。

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