浜松・入野町のゆめ応援プラザ（浜松市西区入野町、 TEL 056-448-1723）で9月2日、「ゆめフェスタ秋2017」が開催される。

　ハーサイズが主催する同イベント。同団体は起業相談やセミナーの開催、座学だけでなくイベントと連動した実践型の起業講座を実施し、起業したいと考えている女性の支援を行っている。毎年春と秋に同イベントを開催し、秋のイベントにはセミナーを受けた女性起業家が出店。自らの商品を販売する実践的な場として開催している。

　当日は、布小物やアクセサリー、プリザーブドフラワーなど14店舗が出店。ピザやパン、ジャムなど飲食を扱う店も出店し、気軽にできる指ヨガやフォトフレーム作り、プリザーブドフラワーのワークショップなども開催する。女性起業家にとって実践を目的としているため、イベント開催中にも講師から指導が入るほか、来場客からアドバイスをもらうなど、起業に向けてそれぞれが奮闘するという。代表理事の道喜（どうき）道恵さんは「セミナーで学んだ商品の値段の付け方やディスプレーの仕方、SNSやブログでの集客などを実践する場。事前準備をどれだけしてきたかが試される場でもあり、それぞれの女性起業家たちが努力して出店する」と話す。

　浜松市議会議員の北野谷ふくこさんを招いたゲストトークも開催。2児の子育てをする母親でもある北野谷さんが、仕事と家族の両立や自らの信念など、社会で働く女性として講演をする。「女性起業家には共通して仕事と家族の両立の問題があり、子育てをする母親の一歩を踏み出すためのきっかけになるかもしれない」と道喜さん。北野谷さんのトークのほかにも、開催時間中に出店者がそれぞれの得意なことや専門的な知識などを「15分トーク」として披露する。

　「出店をすることで客の反応を見ることができる。過去の出店者には来場客からアドバイスをもらい、良い機会になったと話す人もいる。一般の来場客の方からも、温かい雰囲気の中でいろいろな業種の出店者に出会えて良かったという声も多くもらっている」と道喜さん。「自らがイベントの企画や運営をしたいという人が出てきてほしい。女性起業家を支援する場所としてこれからもノウハウを開放していきたい」とも。

　開催時間は10時～15時。