浜松・舘山寺のテーマパーク「はままつ フラワーパーク」（浜松市西区舘山寺町、TEL 053-487-0511）が10月9日から、開園40周年記念イベントを開催する。

　同パークは1970（昭和45）年にオープンして今年で40年を迎える。これを記念して、当日は鈴木康友浜松市長や近隣の保育園・幼稚園児を迎えて「40周年記念セレモニー」を開催。その後、同園内の芝生広場で4万鉢の花を使ってピカチュウの巨大アートを作成する。

　縦・横30メートルのスペースをマリーゴールドやベコニアなどの花で彩る同アートは、当日の来園客で作る。同園総務課 主任主事の村上ひろみさんは「恐らく、来園者が参加して、この様なアート作品を作るのは今回が初めての試み。当日のお昼ぐらいには、ピカチュウが完成するのでは」と話す。

　完成したアートは今月16日まで展示され、翌17日にはアートに使われた花を約12個1ケース＝100円の破格値で即売する。

　「40年前は類似施設がなかったが、それ以降は周りにいろいろできて入場者が減少してきた。会場内のサクラなどは1人の人間を育てるようなもの。20年で花盛りの青年期を迎え、40年はその世代交代の時期。今は新たな変革を模索している。50年に向けて魅力のある施設を目指している」と同園の鈴木將史（まさし）理事長。

　営業時間は9時～16時30分。同イベントは17日まで。期間中、小・中学生は入場無料。