加藤醤油(浜松市中央区寺島町、TEL 053-452-5609)と村松製油所(湖東町、TEL 053-486-0017)が10月16日、しょうゆとごま油を使う「焼き肉のたれ」を共同開発したと発表した。
しょうゆのうまみやごま油の香りを生かしたという同商品。両社は2020年から互いの商品をそれぞれの工場併設直売所で販売してきた。2024年、加藤醤油(しょうゆ)社長の虎岩博之さんと村松製油所社長の木下伸弥さんの間で「共同で新しい商品を作ろう」という話が持ち上がり、1年かけて検討を重ねた結果、「子どものいる家庭」をターゲットにした同商品を開発する方針が決まったという。
試行錯誤を繰り返す中で両社の看板である国産丸大豆しょうゆと深いりのゴマを搾ったごま油に黒糖と香辛料など4種類の材料で新しいたれを作り上げた。うまみ調味料のほか保存料などの添加物は使っていないという。木下さんは「家族みんなで安心して楽しんでもらえれば」と話す。
商品化に際しては、従来の両社のブランドイメージを重視し、それぞれの既存商品に合わせた別々の商品として販売することが最良と判断。サイズもパッケージも違う2つの商品として売り出すことにした。加藤醤油は「焼肉のたれ」200ミリリットル瓶(直売所価格690円)として、村松製油所は「肉のたれ」370グラムペットボトル(同980円)として、それぞれの直売所で販売。今後、販売店を増やしていくという。商品名について、木下さんは「焼き肉に限らず、肉料理に幅広く活用してもらおうと『肉のたれ』とした」と明かす。
村松製油所は同じタイミングで航空自衛隊浜松基地(中央区西山町)とコラボレーションし、ごま油ボトルのラベルに同基地所属の第1航空団、警戒航空団、浜松救難隊のワッペンや使用機種をあしらった新商品も開発。加藤醤油での販売も検討している。
虎岩さんは「小さな会社でも(共同開発という)楽しいチャレンジができる。味についてもいい評価をもらっている。多くの人に味わってもらい、できれば第2弾も考えていきたい」と話す。