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はままつフルーツパークが25周年 フルーツをテーマに常に新しい企画を発信

「多くの人に来園してもらいたい」と話すスタッフ

「多くの人に来園してもらいたい」と話すスタッフ

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 フルーツのテーマパーク「はままつフルーツパーク時之栖」(浜松市北区都田町、TEL 053-428-5211)が10月1日、開園25周年を迎えた。

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 1996(平成8)年に、市の外郭団体「浜松市フラワー・フルーツパーク」の管理・運営により、四季折々のフルーツのテーマパークとしてオープンした同園。当初はフルーツを栽培している様子が見学できるのみだったが、収穫体験をしたいという来園者からの要望を受け、翌年からフルーツ狩りを開始。現在は、リンゴやミカンなどの定番からイチジクやアケビのような珍しいフルーツまで年間で15種類の収穫体験を用意している。量り売りのため、1個のみでも摘み取って楽しめる。「当園は、東京ドーム9個分の広大な敷地面積。維持管理には手間がかかるが、旬のフルーツ収穫を楽しみ、おいしいという声をもらえることが何よりうれしい」と副園長の芦沢拓麻さん。

 2013(平成25)年からは、民間企業のノウハウを活用しサービスの向上と経費の節減を図る市の指定管理者制度導入に伴い、県内を中心にレストランやホテルを運営する「時之栖(ときのすみか)」(御殿場市)が管理・運営することになった。同年に、洋食から和食まで幅広く取り扱い、週末には、約30種類の食事と約10種類のデザートとフルーツのバイキングを楽しめるレストラン「ペルレ」を園内にオープン。また、静岡県西部エリアで初となるワイン醸造所「トロピカル・ワインカーヴ」を新設し、大型トランポリン遊具「ふわふわマット」や、電動立ち乗り二輪車「セグウェイ」の乗車体験などのアトラクションも導入した。2018(平成30)年には、アウトドアの宿泊施設を新設。テント設営や食事の準備の必要がなく、手ぶらでキャンプを楽しめる「グランピング」や、冷暖房完備の宿泊施設「ガレージ」などを設置し、都田川沿いに位置する自然に囲まれた立地を生かしたアウトドア体験を楽しめる。

 現在、約300万球の電球が輝く「2021-22はままつフルーツパーク ウィンターイルミネーション」を開催している。今年は「上を向こう」をテーマに、地元企業や学校とコラボした作品25点の展示や全長120メートルの光のトンネルなどを用意。リニューアルした噴水ショーは、音楽に合わせて水と光がまるで生きているかのように動き、幻想的な世界を演出する。

 新型コロナウイルス対策として、来園時に手指消毒と検温、マスク着用を求める。37.5度以上の発熱がある場合は入場できない。スタッフは、マスク着用、手指消毒、出勤・退勤時の検温を義務化。除菌水を園内各所に、飛まつ防止のため、受け付けなどにパーティションを設置する。

 25周年の記念企画として、冬に咲く花「クリスマスローズ」を約5,000株植栽。1月~2月に見頃を迎え、色とりどりに咲く花で園内を華やかに彩る。芦沢さんは「新型コロナ禍で以前のようなにぎわいは難しいが、屋外の施設で、きちんとした感染対策を整えているので安心して来園してほしい。常に新しい企画を用意しているので、多くの人に来園してもらえれば」と話す。

 営業時間は9時~18時。入園料は、高校生以上=700円、小中学生=350円、未就学児=無料。イルミネーション開催期間中は21時まで営業。17時以降に入園する場合は噴水ショーのチケットが付き、入園料は、高校生以上=1,200円、小中学生=600円。来年1月30日まで。

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