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浜松・神田町にサンドイッチ店 海鮮丼専門店がユニークな海鮮サンドイッチそろえ

「海鮮サンドイッチを一度試してほしい」と話す店長の原田さん

「海鮮サンドイッチを一度試してほしい」と話す店長の原田さん

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 サンドイッチとスイーツ店「和味(なごみ)かふぇ」(中区神田町、TEL 053-570-1110)が12月1日、海鮮丼専門店「丼丸勇寿(どんまるゆうじ)神田店」内にオープンした。

約20種類の海鮮サンドイッチ

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 全国に約400店舗を展開する海鮮丼専門のFC店として、2017(平成29)年にオープンした「丼丸勇寿神田店」。浜松産を含め、全国から仕入れた食材を使う海鮮丼を中心に、約90種類の丼物メニューをそろえる。同店によると、新型コロナの影響で材料の漁獲高が減少しており、仕入れが難しく価格も高騰しているという。FC店ではあるが、各店が自由な運営裁量を持つため、同店独自の取り組みとして、新規事業を検討。より気軽に魚のおいしさを知ってもらいたいと考え、丼よりも安く販売できるサンドイッチに着目。培った魚の知識を生かした商品開発に取り組んだ。

 具材の味付けや魚から出る水分の調整など、納得いくオリジナル商品を作り出すため、試作を繰り返し商品開発。「海鮮とパンは意外な組み合わせに聞こえるが、とても相性が良い。サンドイッチにすることで、丼物では表現できなかった魚の味わいを伝えられるようになった」と店長の原田和実さん。海鮮丼店と同じ店舗内で、サンドイッチとスイーツを販売する部門として「和味かふぇ」と名付け、オープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約15坪で、テーブル14席を用意。白を基調に明るく入店しやすいデザインに仕上げ、ベビーカーや車いすの利用者、年配者に配慮し、通路を広く取り、段差を少なく設計した。

 オリジナルのユニークな海鮮サンドイッチを、約20種類そろえる同店。専門店から毎朝仕入れるパンは、フワフワの食感で、具材の味を邪魔しないシンプルな味の物を使う。すしに使う甘みのある厚焼き卵をはさんだ「すし屋のたまごサンド」は、一緒に甘く煮付けた「穴子」(360円)やゆでたズワイガニの「ズワイガニ」(390円)、刺し身を使った「サーモン」(390円)などを用意。サーモンのネギトロにマスカルポーネチーズを混ぜ込むことでまろやかな風味が広がる「なごみサンド」(430円)は、厚焼き卵とレタス、キュウリを入れて仕上げる。このほか、自家製シーザードレッシングを使う「しらすカニサンド」(430円)などを用意。「チキン南蛮サンド」(390円)や「クリームチーズフルーツサンド」(430円)など、スタンダードなサンドイッチも約20種類そろえる。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒、食事以外の時間はマスク着用を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。飛まつ防止のため、レジカウンターにパーティションを設置。密を避けるため、通常より席数を減らして営業する。

 海鮮丼を目当てにした来店客が、試しにサンドイッチを購入する場合が多いという。「今後は、ドリンクメニューを充実し、新商品の開発も計画している」と原田さん。「海鮮とサンドイッチは驚くような組み合わせだが、味には確かな自信があるので一度試してほしい。ほっと一時を過ごせる空間を提供して、にこやかになってもらえれば」とも。

 営業時間は11時~21時。

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