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浜松の街なかで「ほろ酔い祭り」 電子チケットではしご酒

浜松まちなかにぎわい協議会の間渕千紗さん

浜松まちなかにぎわい協議会の間渕千紗さん

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 イベント「浜松バル 第22回ほろ酔い祭り」(TEL 053-459-4320)が現在、中心市街地で開催されている。

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 浜松まちなかにぎわい協議会などで構成する「浜松バル実行委員会」が主催。同イベントは、例年3月と8月の2回開催され、今回22回目を迎える。当初は、2010(平成22)年に中区肴町の町おこしの一環として、同町内にある飲食店を対象に、はしご酒を楽しむ企画として始まった。2013(平成25)年からは、千歳町や鍛冶町なども参加しエリアが拡大。2019年8月の開催時は、約100店舗が対象となり、3日間で過去最大となる5750人が参加した。

 しかし、その翌年から新型コロナの感染拡大の影響を受け中止が続いた。コロナ禍で苦しむ街中飲食店を応援したいと考えた同会。混雑を緩和するために、従来3日間だった開催期間を1週間に延長し、電子チケットを導入して昨年3月に再開した。今回は、当初今年3月に開催する予定だったが、県のまん延防止等重点措置の発令を受け延期。前回と同様に十分な感染対策を整えた上で、開催を決めた。

 電子チケット機能を持つスマホ決済アプリ「EMot(エモット)」をダウンロードし、チケット(3,000円)を購入することで参加できる。チケット1枚につき、参加店ごとに用意した1ドリンクと1フードと交換できる。3枚つづりで販売するため、飲食店3店を自由に巡ることができる。

 「はままつ安心・安全な飲食店認証制度」または「ふじのくに安心・安全認証(飲食店)制度」の認証店38店が参加。創業140年の歴史を持つ「鮨処五代目山口屋」では、「目光の一夜干し」や「小鮑の旨煮」などから1品料理を選べる。ダイニングバー「BASE(ベース)」は、 「季節のカレー」か「3種のソーセージ」のいずれかを用意。このほか、「峯野牛のカルパッチョサラダ」を提供する居酒屋「炭と酒 凡猿」などが参加する。「今まで行ったことが無かった店に足を運ぶきっかけにして、はしご酒を楽しんでほしい」と実行委員の清水英貴さん。

 チケットの販売は順調という。清水さんは「コロナ禍で制限はあるが、少人数で安心して楽しめるように企画している。街なかを楽しみながら飲食店を応援してもらえたら」と話す。

 5月29日まで。

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