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浜松の中心街で「まちゼミ」-商店主が講師になり専門知識を伝授

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 浜松の中心市街地で現在、「お店の人が教えてくれる!得する街のゼミナール」が開催されている。主催は浜松まちゼミ実行委員会。

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 同企画は「浜松まちなかにぎわい協議会」(TEL 053-459-4320)が企画し、郊外の大型店にはない店の魅力を伝えることで「ファンの拡大」「中心街の活性化」を狙う。浜松中心市街地の各店舗で講座が開かれ、商品の特徴や歴史などの専門知識をレクチャーする。

 同企画へは26店舗が参加し、28コマの講座を設ける。講座は大別して「美容・オシャレ」「食」「趣味」「その他」のカテゴリに分かれ、化粧品店主による「美肌レッスル」やバー店主による「ワイン講座」、漆器店主による「漆器の手入れ講座」、米穀店主による「お米の食べ方講座」などを開く。

 「まちゼミは岡崎発祥で、そこを参考にして勉強を繰り返した。個人商業者の中から若手中心に18人で実行委員会を作り、交流会や勉強会を何回も行った」という同協議会の伊藤規晃さんは「専門店には専門知識と歴史の重みがあるので、商店街の強みである『専門性』を生かせる企画を考えた」と話す。「漆器の講座では、よいものを親から子へと引き継いで使うことは、思い出までもつなげていくということ。よいものの価値を伝えていくことでもある。歴史を継ぐものを提案できるのも商店の歴史と専門知識があってこそのこと。ここに商店街の魅力を見出せるのでは」とも

 講座は全て無料で予約制。現状250人ほどの応募があり、既に締め切った講座もある。「専門的な話を聞ける貴重な機会なので一度参加してもらえれば。参加商店も募集しており、こちらも増やしていきたい。商店からは子どもたちにも体験してほしいという声もあるので、今後は子ども向けの講座も企画していきたい」と伊藤さん。

 講座は3月31日まで。問い合わせは同協議まで。

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