奥浜名湖畔にテイクアウト専門のコーヒースタンド「かもめの珈琲(コーヒー)屋さん 湖舶(こはく)店」(浜松市浜名区三ケ日町大崎)が10月25日、オープンした。
ノンカフェインのハーブティー「浜名湖ブルー」(右)と「トワイライトブルー」
店主の山本恵理さんは浜松市出身で、高校生の頃コーヒー好きの祖父母の夢だった喫茶店経営を志したという。大学卒業後、国内の代表的なコーヒーメーカー「UCC上島珈琲」(神戸市)のほか、遠州鉄道(中央区旭町)などに勤務。その後に起業し、天竜浜名湖鉄道(天浜線)の天竜二俣、気賀、三ケ日の各駅舎待合室で移動式のコーヒースタンドを運営した。「子どもの頃から浜名湖や天浜線が大好き。いつかは沿線で店をやりたかった」と話す。
2024年4月に念願だったコーヒー焙煎(ばいせん)所と焼き菓子の専門店「かもめの珈琲屋さん星霜店」(天竜区二俣町)を開業。店名は米国の作家リチャード・バックの名作「かもめのジョナサン」から名付けたという。「湖舶店」は2店舗目で、マリーナに併設。2階テラスからは湖が一望できる。テイクアウト専門だが、店内外にベンチや椅子を置き、その場でコーヒーやスイーツ、ガレットを楽しめるようにした。
看板商品は三角コーヒードリップパックで湯を注ぐだけで手軽に飲めるという「12星座のブレンド」(300円)。星座ごとにブレンドや味が違い、「お土産やギフト用にぴったり」と山本さん。「泡のドラフトアイスコーヒー」(600円)は氷を使わず黒ビールのような泡のアイスコーヒー。年齢を問わず飲めるノンカフェインハーブティー「浜名湖ブルー」(550円)は青い花びらのエキスを抽出し、名前の通り真っ青な浜名湖を再現した。
店内でオーダーごとに焼き上げるそば粉のガレットは、遠州の地元食材を使いグルテンフリーやビーガン対応もしている。米粉の焼き菓子は、コーヒーとのペアリングを意識しているという。山本さんによると、クリームチーズをサンドした「米粉のスパイスキャロットケーキ」(500円)は米粉だけを使う柔らかな生地にニンジンとクルミがたっぷりと入り、4種のスパイスがコーヒーにマッチするという。定番の「サンショウとチョコのブラウニー」(480円)のほか、季節メニューが並ぶ。
山本さんは「浜名湖の光と風を浴びながら過ごすコーヒータイムは本当に気持ちがいい。おいしいコーヒーと体に優しい食べ物を味わい、みんなが元気になって帰ってくれたら」と話す。
営業時間は9時~18時(季節変動あり)。火曜・水曜定休。