浜松・佐藤に4月23日、「創作薬膳キノコ料理専門店 縁（えにし）」（浜松市中区佐藤、TEL 053-468-1717）がオープンした。

和風と中華風が融合した店内

　これまで中国を対象に代理店営業や雑貨の輸出入などを手掛けてなきたオーナーの金原文和さんは「現地で訪れた栄養価やカロリーに配慮した薬膳キノコ料理店に可能性を感じ、日本でも流行すると考えた」と金原さん。

　店舗面積は38坪。純日本式の内装に直輸入した中国産インテリアを配置して中華と和の調和に仕上げた。金原さんは「特に個室は高級感のある雰囲気に仕上げ、よりプライベートな空間にするため通常の入り口とは別に個室専用の入口を設けた」と話す。

　同店が提供するのは中国の薬膳キノコ料理に和食の要素も加えたオリジナルメニュー。メーン食材のキノコは手に入りにくいキヌガサダケなど約20種を取りそろえる。特殊なキノコなどは中国まで直接買い付けに行き、ほかの食材は地場産品を使う。キノコの下処理は一般的な油通しではなくボイル方式を用いてカロリーにも配慮。「キノコを干すことで栄養価や歯応えを高めるなど健康にいい料理を提供するため素材選びから調理、食べ合わせまで考慮している」と金原さん。

　メニューは「薬膳キノコ鍋」（2人前、1,840円）、「脱皮エビと有機エリンギのフリッター特製マヨネーズあえ」（820円）、「キノコ酵素で漬けたジューシー空揚げ」（750円）など。予算に合わせた宴会コースも受け付ける。

　金原さんは「浜松で知名度を上げ、薬膳キノコ料理を浜松の名物料理の一つにしたい。浜松の食材を積極的に使っていくことで地場産業を盛り上げたい」と話す。

　営業時間は11時30分～15時、18時～23時30分（金曜・土曜・祝前日は翌1時30分まで）。月曜定休。