浜松で「魔女の秘密展」 魔女テーマに絵画や拷問道具など約100点

展示風景

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 浜松駅前「遠鉄百貨店」(浜松市中区砂山、TEL 053-457-0001)新館8階の「えんてつホール」で現在、「魔女の秘密展」が開催されている。

拷問道具として使われたという「刺(とげ)のある椅子」

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 魔女をテーマとした本格的な企画展は日本初となり、全国7カ所を巡回。県内では同所唯一の開催で、全国では4番目の開催となる同展。ドイツやオーストリア、フランスの約30カ所の美術館や博物館から、絵画やまじない道具、魔女裁判に関する書物、資料、拷問道具など約 100点集め展示している。

 テーマは「ヨーロッパの魔女の歴史と真実」。童話やアニメなどで頻繁に登場する魔女。同展では、日本でイメージする魔女とは異なる「本当の魔女」の姿を多角的に紹介する。

 「信じる」「盲信する」「裁く」「想う」の4つの章で構成。第1章の「信じる」では、当時の人々が思い描いた「魔女の姿かたち」と民衆の生活に根差した俗信について紹介。第3章の「裁く」では、中世に行われた魔女狩りで実際に使われていた拷問道具の紹介をする。ほかにも、「異端審問」や「火あぶりの刑」のシーンをメディアインスタレーションという手法で空間演出と映像を使い疑似的に体験できるコーナーや、魔女の帽子とマントを着てほうきにまたがって撮影できるコーナー、安野モヨコさん・真島ヒロさん・吉河美希さんなど人気漫画家による魔女をテーマにしたオリジナルの描き下ろしイラストを展示するコーナーも用意する。

 内容をよりわかりやすくするための「音声ガイド」(520円)も用意。ナレーションには俳優の佐々木蔵之介さんを起用し、黒猫・白猫の2種類を用意。黒猫ではグロテスクな内容を含んだ解説を、白猫では子どもにも対応した柔らかい表現の解説を聞くことができる。

 「日本初来日の展示品もある本格的な魔女展を楽しんでほしい」とイベントスタッフの金藤礼実さん。「子どもと一緒に楽しめるコーナーが多く用意されているのでぜひ家族で来てもらえたら」と来場を呼び掛ける。

 開館時間は10時~18時30分。入場料は、一般=1,200円、高大生=800円、小学生以下=500円。11月29日まで。

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