浜松の「TOHOシネマズ浜松」（浜松市中区鍛治町）で10月9日、「書道ガールズ 青い青い空」の舞台あいさつが行われた。

　同作品は、2007年に作られた映画「天まであがれ!!」に続く、浜松・浜名湖を舞台にした産官学民協同プロジェクトの第2弾。有志により結成された「浜松・浜名湖映画製作プロジェクト」により作られた。

　以前より書道をテーマにした映画を作りたいと考えていた太田隆文監督から、書道が盛んな浜松で映画を作れないかとプロデューサーの稲葉大輔さんに打診。地元企業や個人から協賛を募るなど、浜松の産官学民が一体となる形で公開にこぎ着けた。

　当日は、主演で真子役を務めた相葉香凛さんとみさと役の草刈麻有さんのほか、書道部の仲間役の橋本わかなさん、田辺愛実さん、平沢いずみさんら5人と太田監督が登壇し、映画の魅力や撮影エピソードを語った。

　「できあがった作品は本当に良いもの。ぜひ浜松の多くの方に見てもらいたい」と太田監督。浜松市の広報課鈴木久仁厚さん、プロデューサーの川原正一さんは共に「出資を募るところからスタッフまで、何もかもが市民皆で協力して作った作品だが、大きな予算で作った映画に負けない仕上がりになっている。この映画をこれから日本全国、そして世界へと発信し、同時に浜松の魅力を世界に向けて発信したい」と意気込みをみせる。

舞台あいさつは9日～11日の各回上映前後、TOHOシネマズ浜松、TOHOシネマズサンストリート浜北で行われる。