浜松の家具店、子どもの字でヒノキのオリジナル時計-10周年で

子どもが自ら書いたヒノキの文字盤を時計にした「世界に1つのじぶん時計」

子どもが自ら書いたヒノキの文字盤を時計にした「世界に1つのじぶん時計」

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 浜松・佐鳴台で家具・雑貨の企画販売を手掛ける「キシル」(浜松市中区佐鳴台、TEL 053-415-8703)は創立10周年を記念して、9月1日、「世界に1つのじぶん時計」の提供を始めた。

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  時計は直営3店舗で学習机を注文した客に進呈するもので、学習机と同じヒノキの文字盤に子どもが書いた数字や名前を刻んでオリジナル時計を作る。「学習机を購入するのは来年小学生になる子どもが大半を占める。覚えたての文字で書かれた文字盤は子どもだけでなくご両親にとっても、かけがえのない思い出になる」と代表の渥美慎太郎さん。

 同社が学習机に使っている木は約60年前、主に静岡県や愛知県で植えられたヒノキやスギの木。この企画を通して「日本の森を守ることの大切さを伝えること」も目的の一つ。時計の形はこだわりがあり、丸くするのが難しい無垢(むく)のヒノキをこれまで培ってきた技術を生かして加工する。大きさは子供向けの「小さく、程よいサイズ」に仕上げた。渥美さんは「ヒノキは香りが良いので、視覚のほかに、嗅覚でも楽しめる」と話す。

  「木に興味のない方こそ、ぜひお店にお越しいただき、無垢の木の柔らかな手触り、香りなどを体感してもらいたい」と渥美さん。今後は学習机のほかにも家具のラインアップを増やしていく予定で、浜松の木を使った地元住民と共同での商品開発も考案中。

 時計は在庫がなくなり次第終了する。

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