浜松の魚料理店が「うなぎのしゃぶしゃぶ」-客の一言きっかけに開発

今月から提供を始めた「うなぎのしゃぶしゃぶ」

今月から提供を始めた「うなぎのしゃぶしゃぶ」

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 浜松・肴町の魚料理専門店「魚魚一(とといち)」(浜松市中区肴町、TEL 053-458-6343)が4月1日より、ウナギのしゃぶしゃぶ「うなぎしゃぶ」(1,980円)の提供を始めた。

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 同店は10年目を迎える魚料理専門店。今年初めから「うなぎの刺身」(1,800円)を提供しており、提供を開始した「うなぎしゃぶ」は、同店利用客が「この刺身をしゃぶしゃぶにして食べたらおいしそうだよね」と言った一言から生まれた。

 利用客の約半数が県外からという同店。現在提供している「うなぎの刺身」は、店主の仲村健太郎さんが、「浜松」=「ウナギ」というイメージで来店する県外からの客に「ウナギ屋ではなくても喜んでもらえるメニューを提供したい」という思いから試行錯誤の末生み出したもの。

 血液に神経毒を含むウナギに火を通さず生で提供することは、非常に手間がかかるため、ほとんどのウナギ料理店では提供していない。刺身で提供するには、小骨が多かったり泥臭くなってしまったりするという問題点もある。しかし、同店では、小骨はハモの骨切りの要領で、臭みについては仕入れの段階で仕入れ業者に協力してもらい一手間かけることで、こうした問題を解消した。

 同店ではこのほか、ウナギ料理として「うなぎの肝焼」(980円)、「うざく」(800円)、「うな飯」(980円)、「うなぎ茶漬け」(1,600円)なども提供している。

 「うなぎの刺身」「うなぎしゃぶ」のメニュー開発について、仲村さんは「いろいろと試行錯誤の上で作ったのでとても楽しかった。新しいものを作るのはとても楽しいし、何よりもお客さまにおいしいと言ってもらえるのがとてもうれしい」と話す。

 営業時間は17時~23時。日曜定休。

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