浜名湖ガーデンパークで「アート・クラフトフェア」 日本各地から作家330人集結

昨年の同イベントの様子

昨年の同イベントの様子

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 浜松・村櫛町の浜名湖ガーデンパーク(浜松市西区村櫛町)で9月16日・17日、「浜名湖アート・クラフトフェア」が開催される。

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 作家が自ら制作した作品を展示・販売することで、「モノ」と「人」が出会い「人」と「人」が出会うことで、新しい人の輪・ものづくりの輪を広げることを目的としている同イベント。ガーデンパークの広い敷地で大規模にイベントを行うことで、他県から浜松に人を呼び込もうと、2007年から始まり今年で11回目の開催となる。

 ガーデンパーク西側エリアの緑地広場に全国から330人の作家が出店する。過去は、北海道から鹿児島まで、全国各地からの出店者があり、さまざまな思いを持った人が集まる場となっている。来場客は、浜松を中心とした静岡県西部や愛知県東部地域の人が多く、毎年4万人を超える大きなイベントになっている。

 「作家本人が作った作品を本人が販売する」という決まりを設け、それぞれの作家がこだわって作った手作りの作品を展示・販売される。木工家具や木の子ども用おもちゃ、ガラス工芸、陶器の器、金属のアクセサリーなど幅広いジャンルのアート・クラフト作品が並ぶ。中には楽器を作る作家もいるという。

 ほかにもワークショップを開催する作家も参加。木工をベースとしたミニチェア雑貨制作や、プラズマ切断機を使って鉄板を切りアイアンドアベルを制作する体験コーナーも。ステージも用意し、市民ミュージシャンによるライブ演奏も開催。地域のアマチュアミュージシャン10チームが参加し、会場を盛り上げる。

 作家の交流や作品の向上を目指して「浜名湖アート・クラフト大賞」の選考大会も開催。出店者はそれぞれ販売しない作品を1つ制作し、エントリー。実行委員が選考し、大賞=1人、準大賞=2人、奨励賞=2人の計5人が表彰される。

 実行委員事務局長の上田巌(いわお)さんは「出店する作家の中には同イベントを通して浜松の常連客ができたという県外の作家もいて、来場客の中には今年もあの作家が出店をするかという問い合わせがあるなど、お互いにいい出会いやつながりのある場になっている。商品の良し悪しだけでなく、作家とのコミュニケーションや出会いを大切にして楽しんでもらいたい」と話す。

 開催時間は10時~16時。雨天決行。

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