浜松・根洗の障害者施設で「やきものまつり」-入居者の陶芸作品販売

当日販売される日用雑器から個性的なオブジェまで幅広い作品

当日販売される日用雑器から個性的なオブジェまで幅広い作品

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 浜松・根洗の障害者施設「第二青葉の家」(浜松市北区根洗町、TEL 053-439-8235)で10月9日、「根洗 秋のやきものまつり」が開催される。主催は社会福祉法人「ひかりの園 青葉の家」。

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 10年ほど前から行われている同イベント。地域の理解・協力もあり、昨年は800人ほどが訪れたという。

 内容は、同施設の入居者が作ったオブジェ、照明、日用雑器などの焼き物、パン、クッキー、せんべいなどの販売のほか、地域の人の協力によるバザー、フリーマーケット、浜松医科大学奇術部によるマジックショー、和太鼓の演奏などのアトラクションなど。

 出品される陶芸作品は2,000点ほどで、200円~2万円程度で販売する。作品は多治見や瀬戸のプロ陶芸家から教えを受けて作ったもので、すべての工程を施設内で手がけた。

 生活介護事業所「根洗作業所」の製菓ブランド「しまうま倶楽部」が販売するクッキー、ケーキ、パンなどは、小麦粉などの素材にこだわっている。生活介護施設「工房めい」から4月より製造販売している「浜松皐月堂の手焼きせんべい」は添加物を一切使わない手作りのもの。

 同施設の施設長の犬塚淳さんは「出品する陶芸作品は個性的なものから日常で使える皿やカップなど幅広く数も多い。いろいろな催し物も企画しているので多くの人に来てもらいたい」と話す。「こういったイベントでないと障害のある人との付き合いというものはないと思う。これを機に理解と協力を得られれば。商品を購入することがケアホームに通う人の収入になること、そして施設への協力、社会貢献になっているという認識をもってもらいたい」とも。

 開催時間は10時~14時。

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