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浜松の老舗ソースメーカーが焼きそばソース新商品 「究極のソース」第10弾

鳥居食品の「究極」のソース「The Sauce 2021」

鳥居食品の「究極」のソース「The Sauce 2021」

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 浜松の老舗ソースメーカー「鳥居食品」(浜松市中区相生)が11月24日、究極のソースプロジェクト第10弾となる商品「The Sauce 2021」を発売した。

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 毎年テーマを設けて、同社のソースづくりの「粋を集めた究極のソース」を開発する同プロジェクト。10年目を迎える今年のテーマは昨年同様の「焼きそばソース」。昨年は同テーマで開発したが、液体と粉末の2つのソースをセットにした商品だった。麺や具材への混ざりやすさや酸味を利かせるために液体が、塩味や香り、野菜から出る水分の調整は粉末が適しており、1年かけて開発した結果、昨年の段階では理想の焼きそばソースを提案できたという。しかし、日常で気軽に食べる焼きそばを作るために、「2種類のソースを使うのは手間がかかる」という消費者からの声を受け、液体ソースのみで「究極の焼きそばソース」を作ることを目標に、今年のプロジェクトをスタートした。

 商品開発に当たり、同社のソースを客観的かつ抜本的に見直すため、料理研究家兼作家として活躍する樋口直哉さんをアドバイザーに迎えた。同社が持つ独自製法「木桶(おけ)熟成」は継承しつつ、新たな食材や製法を駆使し、ソースの味を再構築した。

 新たな食材として、イカの塩辛や、「舞阪養かき組合」から仕入れ1カ月間塩漬け熟成した浜名湖産カキを使用。加えて春野町産の干しシイタケと県内産のマッシュルームを入れることでうま味成分を引き出した。ほかにも浜北産の次郎柿「黒柿」を取り入れ、従来の粗糖だけでは表現できない甘みを補完したという。粉末ソースが無くても麺とソースが絡むように、水の代わりに国産菜種油にさまざまな香辛料を加えた香味油に変更した。焼きそばの試作を100回以上重ね、納得いく焼そばソースを完成させた。

 鳥居大資社長は「昨年は液体と粉末での組み合わせだったが、今年は液体に一本化できた。手軽においしい焼きそばを作ることができるようになったので、試してもらえれば」と話す。

 価格は150ミリリットル入り2,800円(限定250セット)。同社オンラインショップと工場直販所で販売する。

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