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春華堂が浜松南高生と「映える」コラボスイーツ開発 3商品を月替わりでリレー販売

春華堂とコラボした浜松南高の家庭部生徒

春華堂とコラボした浜松南高の家庭部生徒

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 菓子製造販売会社の「春華堂」(浜松市中区神田町)が3月17日、静岡県立浜松南高校家庭部の生徒と共同開発した3つのスイーツを、月替わりで順に販売する企画「アオハネプロジェクト」を始めた。

モチモチの食感に仕上げた「もちっと3色ドーナツ はまなむとお花見」

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 同社が運営する、スイーツ店やカフェなどの複合施設「SWEETS BANK(スイーツバンク)」(中区)と同校は、約1キロの距離に位置し、一本道でつながっている。両者をつなぐ地域を「浜南エリア」と定め、同エリアを盛り上げようと、昨年11月に同プロジェクトを発足。オリジナルスイーツの開発が始まった。企画名の「アオハネプロジェクト」は、青い鳥をモチーフにした同校の公式キャラクター「はまなむ」の青い羽と、青春の「アオハル」をかけ合わせて名付けた。

 同校の家庭部16人が作成した「理想のスイーツ」のデザイン画を元に、パティシエが具現化。生徒の意見を反映しながら試作を繰り返し、約5カ月の開発期間を経て、3つのスイーツを完成させた。「高校生ならではの斬新な発想を実現できた。『映える』を意識した、写真を撮りたくなるようなかわいらしいスイーツに仕上がった」と広報部の高橋睦美さん。

 第一弾として、3月17日に発売した「もちっと3色ドーナツ はまなむとお花見」(378円)は、一口サイズの3つドーナツを串に刺して提供。生徒のデザイン画を忠実に再現し、桜の花びらや「はまなむ」の青い羽をデコレーション。サクラとホワイト、抹茶の3種のチョコでコーティングし、タピオカ粉を使いモチモチとした食感に仕上げた。

 4月20日に発売予定の「Re;フレッシュキウイスムージー はまなむのドリンク」(700円)は、鮮やかな緑色の創作スムージーで、キウイと抹茶の斬新な組み合わせを楽しめる。「部活や勉強をがんばる生徒たちにリフレッシュしてほしい」と高橋さん。5月18日に発売する「フルーツタルト はまなむの落とし物」(600円)は、生クリームとチーズクリームが入り、イチゴやサクランボなど5種類のフルーツをふんだんに使う。タルト生地は「はまなむ」のシンボルマークのハート型にデザインする。

 発売初日は即完売し、その後も10~20代の若い世代から好評で、順調な滑り出しという。「高校生たちとタッグを組んで開発してきたものが形になりうれしい。このプロジェクトを皮切りに、今後も『浜南エリア』を盛り上げていきたい」と高橋さん。「高校生が自身へのご褒美スイーツとして手に取ってもらい、写真を撮りながら楽しんでほしい」とも。

 スイーツバンクの営業時間は9時30分~18時。月曜・火曜定休。スイーツバンクのみで販売する。

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