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浜松・引佐町に森の隠れ家カフェ 雑穀エキスパートが「体に優しい料理」提供

「鎮cafe」の料理担当の田光舞依子さん

「鎮cafe」の料理担当の田光舞依子さん

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 カフェ「鎮cafe~shizu cafe~(しずカフェ)」(浜松市北区引佐町四方浄、TEL 080-5807-8034)が4月1日、オープンした。

雑穀米とおかずのワンプレート「しずたまランチセット」

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 浜松市北区引佐町北部に位置する「鎮玉(しずたま)地域」の活性化に取り組むNPO法人「ひずるしい鎮玉」が運営する同店。同団体理事の井上紗由美さんによると、同地域には子育て世代が少なく、学校の生徒数も減少してきたという。地域の魅力を発信し、移住促進につながるような場所を作りたいと、市の「中山間地域まちづくり事業」の補助を受け同店のオープンにこぎ着けた。

 席数は、1階=テーブル席4席とカウンター席6席、2階=テーブル席6席とカウンター席5席。元ゲストハウスの建物を改装した店内は、大きなガラス窓から一面の緑の風景が楽しめる。地元大工が作ったというテーブルを置き、木のぬくもりを感じる隠れ家のような空間に仕上げた。

 雑穀の普及活動を行う「日本雑穀協会」が認定する「雑穀エキスパート」資格を持つ田光舞依子さんが全てのメニューを手がける。田光さんは、自然豊かな場所で家族と暮らしたいと、同店のオープンを機に家族で移住。体質改善にも効果があるという雑穀をメインに、地元食材をなるべく使った「体に優しい料理」の提供を目指す。

 ランチメニューは、雑穀米とおかずをワンプレートにした「しずたまランチセット」(2,000円)のみを用意する。同地域に自生するハーブ「クロモジ」や地元農家の無農薬野菜を使ったサラダは、自家製のこうじドレッシングで仕上げる。雑穀「ヒエ」と豆腐を使ったフライは、白身魚のような食感に仕上げた。セットドリンクは、「無農薬フェアトレードコーヒー」、「玄米コーヒー」、「クロモジ茶」を用意する。デザートには、しっとりとした食感の「卯の花パウンドケーキ」、なめらかな口当たりに仕上げた「豆腐チョコタルト」を盛り合わせる。

 カフェメニューは、ランチメニューのドリンクやデザートに加え、雑穀で作った甘酒と新城市産イチゴを使った「イチゴ雑穀甘酒スムージー」、無農薬の三ケ日ミカンを使った「ミカンジュース」(以上650円)などを提供する。

 ランチは数量限定のため予約を推奨する。「季節ごとに移ろう豊かな自然環境の中で、体に優しい食事やお茶と一緒にゆったりと過ごしてほしい」と井上さん。「幅広い世代の人に鎮玉の良さを感じてもらえたら」とも。

 営業時間は、ランチ=11時~13時30分、カフェ=13時30分~15時。木曜・金曜・土曜のみ営業。ランチ予約は同店公式ラインで受け付ける。

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