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春華堂で「本物そっくり」木彫りアート展  小学4年生の木彫り作家作品も 

ビニール袋の透明感まで再現した木彫り作品「味付けのりと袋」

ビニール袋の透明感まで再現した木彫り作品「味付けのりと袋」

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 企画展「いっちゃんとキボリノコンノ展」が5月3日~7日、複合施設「スイーツバンク」に隣接する「春華堂POP UP STORE KANDA」(浜松市中区神田町、TEL 053-441-3340)で開催される。

一枚板から半紙と「桧」の文字を彫り出して製作した作品「ヒノキの習字」

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 木彫り作家のキボリノコンノさんが、食べ物や日用品を木彫りで再現したアート作品を紹介する同展。初開催した昨年12月は、九州や東北からの来場者もあり、期間中3日間で約2000人が来場した。 第2弾となる今回は、新作を含むキボリノコンノさんの作品に加え、コンノさんのまな弟子で小学4年生のいっちゃんさんも展示する。

 主催する菓子メーカー「春華堂」(中区)は、地域文化や地元で活躍するアーティストと連携しながら街の活性化に取り組む。同展では、大人から子どもまでアートに触れる機会を提供し、精神的な豊かさを育むよう目指す。

 コンノさんは東京出身で、現在は浜松を拠点に活動。1本の木から、本物と見間違えるほど精巧に作り込んだ「木彫りアート」を手がける。2人の交流は、テレビ番組で紹介されたコンノさんの作品を見たいっちゃんさんが、その感動をSNSで配信したことがきっかけ。いっちゃんさんの木彫り作品の精巧さに感激したコンノさんが、自身の作品と一緒に展示するようになったという。

 会場ではコンノさんの作品を中心に、約50点が並ぶ。個包装したのりの木彫り作品「味付けのりと袋」は、木目部分を残して影や光の反射を描くことでパッケージのビニール袋の透明感まで再現したという。チーズのとろける様子を再現した「のび~るチーズトースト」、一枚板から半紙と「桧」の文字を彫り出して製作した「ヒノキの習字」などの新作も展示。このほか、同社とのコラボのきっかけとなった作品「うなぎパイ」、マグロのツヤも感じられる「おすし」なども並ぶ。

 いっちゃんさんの作品は、焼きたてのトーストを再現した代表作「バターしみしみパン」など3点を展示する。5月3~5日はコンノさん、3日はいっちゃんさんが在廊する。

 「普段美術作品に触れることのない方も気軽にアートを楽しめる機会。ゴールデンウイーク期間中に、県外からも多く来場してほしい」と広報室の高橋睦美さん。「本物そっくりに作られた木彫り作品を見て、だまされながら楽しんでもらえたら」とも。

 開催時間は10時~16時。入場無料。

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