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浜松・湖東町にダイニングカフェ 街中の人気店が郊外に、炭火自家焙煎コーヒーも

「午後のゆったりとした時間を過ごしてほしい」と話す店長の中谷さん(右)と焙煎士の金原さん(左)

「午後のゆったりとした時間を過ごしてほしい」と話す店長の中谷さん(右)と焙煎士の金原さん(左)

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 ダイニングカフェ「Passeretti(パセレッティ)ハナイチ店」(浜松市西区湖東町、TEL 053-401-2589)がオープンして1カ月がたつ。

落ち着いた雰囲気の店内

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 2008(平成20)年に中区連尺町で創業した同店。中心市街地の人気店として、「みんなのリビング」をコンセプトにアットホームで居心地の良い空間を提供してきた。15周年の節目を迎える今年、培った味や店ならではの雰囲気を郊外でも気軽に楽しんでもらおうと、駐車場30台を備えた2号店「ハナイチ店」の出店を決めた。

 同店は、三ケ日ミカンピールを使ったタルト「ベリーボタン」や「アップルパイ」、自家焙煎(ばいせん)のコーヒー豆など、オリジナル商品のインターネット展開も視野に入れており、店内はその製造・開発スペースも兼ねる。

 店舗面積は約52坪。席数は、テーブル=62席、テラス=6席、カウンター=5席。白色を基調に、木目調のカウンターテーブルや黒色とダークブラウンの家具を置き、スタイリッシュで落ち着いた雰囲気にした。店内に炭火の焙煎機を備え、専任の焙煎士がローストしたコーヒー豆を使う。焙煎士の金原大雅さんは「炭火でしか出せない豆の甘みや風味を楽しんでほしい」と話す。

 できる限り地元産食材を使い、イタリアンなど本店の人気メニューを中心にそろえる。食事は、ドリンクとセットで用意。全てのセットに、ウエルカムドリンクとしてノンアルコールスパークリングワインを提供し、華やかな時間を演出する。店長の中谷陽介さんは、「ランチとカフェタイムを兼ねた、午後のゆったりとした時間を過ごすための空間を提供している。日常使いはもちろん、記念日など特別な日にも来店してほしい」と話す。

 「スペシャルランチセット」(1,870円)は、骨付き豚肉を低温でじっくりとやわらかく煮込む「スペアリブ ハニーマスタードソース」や「肉々しい」ジューシーな食感に仕上げる「イタリアンハンバーグのトマト煮込み」などを「本日のメイン」として提供。バーニャカウダやローストビーフ、生ハムなどを鮮やかに盛り付けた「前菜6種」とスープをセットにする。「パスタセット」(1,760円)は、その日に仕入れた良質な食材をシェフがアレンジする「日替わりパスタ」と「サラダ」「前菜3種」「スープ」のセット。このほか、本店の人気サンドイッチをメインにした「BLT サンドセット」(1,540円)なども用意する。いずれも、デザートのシャーベットとスープが付く。

 カフェメニューとして、特性の卵ソースをしみこませてふんわりと焼き上げたバケットに、バニラアイスとフルーツをのせた「フレンチトースト」(1,150円)、生クリーム、スポンジ、フルーツを器に詰め込んだ「トライフル」(660円)などの自家製スイーツもそろえる。

 7月中旬からはディナータイムの営業も予定している。「15年続けてきた本店の人気メニューをゆったりと楽しんでもらいたい」と中谷さん。「今後は、自家焙煎のコーヒー豆やデザートなどを店頭やネット販売する。メニューも充実していく予定なので期待してほしい」とも。

 営業時間は11時~18時。

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