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「昔懐かしい遠州ソース煎餅」-遠州特産品協議会、鳥居食品とコラボ開発

つやのあるソース煎餅

つやのあるソース煎餅

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 遠州特産品協議会(周智郡森町森、TEL 0538-85-2168)が3月26日、浜松・相生の老舗ソースメーカー「鳥居食品」(浜松市中区相生町)の協力で「昔懐かしい遠州ソース煎餅」を発売した。

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 同協議会の鈴木克弘さんは「会議の中で『昔、ソース煎餅があった』という話で盛り上がったのが開発のきっかけ。私自身が小さいころに兄と一緒に煎餅を食べながら歩いたり、電車に乗ったりした記憶がある。夢をもった若かりし頃を思い出して元気を与えられたら」と話す。

 材料には岩手県産のうるち米を使い、同社の特製ソースで味付ける。開発過程で6回の試食会を開いた。「昔の煎餅というとベットリとした感じだったが、衛生的なことも考え今回の製法を用い、昔の味を忠実に再現することを目指した。ソースの色付けと、素材にたれをしっかりのせる点が特に苦労した。しょうゆにはないソース独特の甘味と辛味のバランス調整にも時間をかけた」

 発売後、市内のスーパーなどでは売り切れの店も続出し、現在は追加発注に対応しているという。「当初は500袋限定という企画から始まったものなので、この反響にはびっくり。煎餅はあくまでもお茶請け。煎餅と連携して静岡の名産品であるお茶の販売にも良い影響が与えられればと」と鈴木さん。「大きなメーカーでなくても地元のものが集まればできる事がある。まずは地元の人に愛されるものを作りたい。一過性のものではなく、これがまたつながって広がっていければ」と期待を寄せる。

 価格は1袋(45グラム)150円。浜松市内では遠鉄ストアと天竜二俣駅で販売するほか、鳥居食品のオンラインショップでも扱う。

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