浜松・板屋に4月12日、ベトナム料理のダイニングレストラン「フォーハノイsecond」（浜松市中区板屋町、TEL 053-455-0011）がオープンした。

洗練された大人の空間をイメージした店内

　昨年7月にオープンしたベトナム料理を提供するカフェ「Banh Mi Majestic（バインミーマジェスティック）」（中区元城）の系列店である同店。店主の石津利昭さんは「カフェとは別に本格ベトナム料理店を出店したいと考えていた」と話す。

　店舗面積は約20坪。座数はテーブル席22席、カウンター席3席、テラス席8席。白壁の店内は、座席に黒を使うことで洗練された大人の空間をイメージし、店舗外観やテーブルなどに木材を使い温かみを持たせる。女性スタッフはベトナムの民族衣装「アオザイ」を着て接客。店名に入っている「second」には「古き良き時代を再現する」という意味が込められている。

　メニューはベトナムの麺料理「フォー」を始め、肉料理や海鮮料理など約50品用意する。フォーは、柔らかく煮込んだ牛すじ肉とそのスープをベースに唐辛子でピリ辛に味付けた「ピリ辛牛すじコラーゲンスープ麺」（税別880円）、ゆでて焼いた麺をイカスミのソースで絡めた「イカスミの焼きフォー」（同980円）など。「一般に知られているフォーだけでなく、焼きフォーなど一風変わった料理も用意した」と石津さん。

　肉料理は、牛ヒレ肉をトマトソースに煮込みバケットに乗せて食べる「牛ヒレ肉とマッシュルームのトマトソース」（同1,400円）、煮込んだ鶏もも肉に特製ピーマンソースをかけた「鶏もものピーマンソース」（同1,200円）など。海鮮料理は、エビを甘酸っぱいタマリンドソースで炒めた「エビのタマリンド風味炒め」（同1,200円）、脱皮したての柔らかい渡りガニを揚げ、赤ピーマン、青ピーマンを使った2種類のソースで味わう「ソフトシェルクラブ揚げ」（1,280円）などを用意する。

このほか、米粉とココナツパウダーを混ぜて作った生地でモヤシや豚肉、エビなど炒めた具材を巻いたベトナム風お好み焼き「エビと豚肉のバインセオ」（同980円）、ココナツ風味のカレーにスパイスを加え、鶏肉とサツマイモが入った「チキンカレー」（同950円）なども用意する。

　通常メニューのほか、「鶏肉のフォー」「エビと豚肉のバインセオ」など7種類の料理を提供する「フォノハイコース」（同2,800円）、相談に応じてパーティーなどの貸し切りにも対応する。

　石津さんは「浜松に本格ベトナム料理を広めたい。おいしくてヘルシーなメニューを用意しているのでぜひ来店していただきたい」と来店を呼び掛ける。

　営業時間は11時～22時30分（ラストオーダー）。