浜松・芳川町に雑貨カフェ「いもねこ」-看板猫2匹もお出迎え

猫と芋が描かれた丸い看板が目印の店舗

猫と芋が描かれた丸い看板が目印の店舗

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 浜松・芳川に4月29日、雑貨カフェ「いもねこ」(浜松市南区芳川、TEL 053-422-5203)がオープンした。

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 店舗面積は約40坪。席数は8席のテラス席を含む計22席。運営するのはNPO法人「ドリーム・フィールド」で、福祉事業所としてスタートした。スタッフはフリースクールの生徒がメーンで、バリスタからコーヒードリップの指導も受けた正規スタッフと手伝いの15人で運営する。

 同団体の大山浩司さんは「フリースクールの子どもたちの自立支援も兼ねてカフェというスタイルを選んだ。食材の栽培から接客、調理、販売などを経験することができるので、働く上での選択肢が広がる」と話す。

 メニューは「いもねこブレンド」、「紅茶 ダージリン」(以上380円)、「エスプレッソ」(450円)、「遠州焼き」(300円)、「やきいも」(180円)などで、コーヒーは注文が入ってから一杯ずつドリップする。このほかに日替わりのランチ(980円)も提供。野菜は無農薬のものにこだわり、芋は種子島から仕入れる。野菜の一部はスクールで栽培したものを使っている。

 カフェの一角では雑貨も販売。ハンカチや食器などの生活雑貨がメーンで、いずれも猫にちなんだ商品を用意する。店の隅にはゲージを置き、2匹の看板猫、トムリンとはるちゃんと触れ合うこともできる。

 大山さんは「利用する人も働く人も居心地が良い場所を目指した。営利目的ではないので価格も抑えた。ここは心のつながりをメーンにしていきたい。みんながフラットで助け合えるような場所にしていきたい」と話す。「不登校の子どもをもつ親や悩みを抱えた人にも来てもらいたい。こういった福祉の形のあり方も知ってもらえたら」とも。

 営業時間は10時~19時(ランチタイム=11時30分~13時30分)。月曜定休。

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