浜松の「おんな城主直虎大河ドラマ館」閉館 当初想定超える来場者数78万人達成

鈴木康友市長(前列左から2人目)と感謝状を持つ矢本悠馬さん(前列左)や田中美央さん(前列右)ら

鈴木康友市長(前列左から2人目)と感謝状を持つ矢本悠馬さん(前列左)や田中美央さん(前列右)ら

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 浜松・細江町の「おんな城主 直虎 大河ドラマ館」(浜松市北区細江町、TEL 035-453-2124)が1月14日、閉館した。

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 浜松市が舞台となった大河ドラマ「おんな城主直虎」の放送開始に合わせ、昨年1月15日にオープンした同館。年間目標としていた50万人の来場者を予想より4カ月以上早い9月3日に達成し、市長を招いたセレモニーも開催した。12月4日には70万人を達成、閉館の1月14日までに78万923人が来場。ドラマの放送は昨年12月17日に最終回を迎え、2018年は鹿児島を舞台とする「西郷どん」の放映がスタートした。

 14日には、閉館セレモニーを開催。鈴木康友市長があいさつし、ドラマに出演した中野直之役の矢本悠馬さんや六左衛門役の田中美央さんが登場。市長から感謝状が送られた。

 同館では舞台となった井伊谷や井伊家の居館内などドラマのロケをイメージしたセット、ドラマ出演者の衣装や小道具などを展示。大河ドラマのファンからは「展示物を見ることでドラマがより近く感じられた」と好評だったという。次郎法師から直虎に切り替わる頃や小野政次の登場が多くなってきた頃など、ドラマの節目ごとに展示物を変更し、計4回のリニューアルをした。展示物を変更することで何度も訪れた来場客もいたという。

 「ドラマ館は大変好評で、来場者の人たちには満足してもらえたことを実感している。最初は不安もあったが、やってよかったと思っている」と浜松市産業観光シティープロモーション課・課長の鈴木和彦さん。「今までほとんどの人たちが知らなかった『直虎』という観光資源を発掘し、地元の取り組みも盛んになった収穫のある一年だった。『出世の街 浜松』を今後も打ち出しながら、新しい観光資源も活かしていきたい。浜名湖のマリンスポーツという魅力に力を入れて発信し、浜松に人を呼び込んでいきたい」と意気込む。

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