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浜松・中瀬に寄せ植えアーティストによる多肉植物専門店新店 250品種400点そろえ

「気軽に足を運んでほしい」と話す店長の松原さん

「気軽に足を運んでほしい」と話す店長の松原さん

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 多肉植物専門店「Haru.strategy(ハルストラテジー)」(浜松市浜北区中瀬)がオープンして1カ月がたった。

寄せ植えした多肉植物

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 店長の松原はるみさんは、別の業界で会社員として勤務していたが、趣味で栽培していた多肉植物の知識を生かそうと独立。昨年2月から、多肉植物の寄せ植えアーティストとして活動を始め、ワークショップや展覧会を開催した。イベントに出店して移動販売も行ったが、自身の店を持ちたいと考えた松原さん。知人を介して同所の紹介を受け、オープンにこぎ着けた。店名に使う「strategy」は、英語で「戦略」の意味。「人を幸せにする戦略を立てたい」との思いで名付けた。

 店舗面積は約3坪。ダークブラウンに塗装したコンテナハウスで、店内は白を基調にしたシンプルな空間に仕上げた。商品は、アイアンアート製作を手がける「風工房」(中区)に特注した黒とブラウンのアイアンラックに並べる。

 多肉植物は、約250品種400点を用意。自社で栽培する品種「センペルビウム」(200円~)は、育てると親株から小さな株が群生するため、繁殖して楽しむことができる。このほか、ピンク色でバラの花のような形の「シャビアナ」(600円)やマスカットの粒のような葉が特徴の「ビアホップ」(500円)、日陰で育つため室内で観賞できる「ハオルチア」(500円)などをそろえる。「多肉植物は、プクプクと膨んだかわいらしい見た目が魅力。葉の中に水分を蓄えているので、頻繁に水やりする必要がなく、手間をかけずに楽しめる」と松原さん。

 県内の作家が製作した鉢は、約100点そろえる。ピアノの塗装などを手がける作家「kappi(カッピ)」の「junk(ジャンク)鉢」(700円~)は、さびた金属のように塗装したヴィンテージ感のある商品。鉢作りアーティスト「ちゅり」のペーパーナプキンを貼り付けてデザインするデコパージュという技法で作った「動物の鉢」(1,000円~)やコーギーのイラストを描いた「コギ鉢」(1,000円~)などを用意。営業日の午前中には、1日1組限定で多肉植物の寄せ植えのワークショップ(1,000円~)も開催する。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒とマスク着用を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。密を避けるため、一度の入店人数を制限する。

 近隣に住む人やインターネットで調べて来店する人など、予想以上に来客があり順調な滑り出しという。松原さんは「初めての人でも楽しめるように、植え方や育て方などについても相談に乗っている。リーズナブルな価格で手に取れるので、まずは気軽に足を運んでもらえたら」と話す。

 営業時間は13時~16時(日曜は10時から)。月曜・水曜・金曜定休。

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