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春華堂がアート展 木彫り・鉛筆彫刻・色鉛筆画、若手アーティスト3人がコラボ

企画展「『芯』まで知れる、おどろ『木』の『絵』ンターテイナー3人展」

企画展「『芯』まで知れる、おどろ『木』の『絵』ンターテイナー3人展」

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 企画展「『芯』まで知れる、おどろ『木』の『絵』ンターテイナー3人展」が現在、「春華堂POP UP STORE KANDA」(浜松市中央区神田町、TEL 053-441-3340)で開催されている。

コンノさんが普段使用している撮影ブースを再現したコーナーで「映える」写真を撮影

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 同展は、木彫りアーティストのキボリノコンノさん、鉛筆彫刻家のシロイさん、色鉛筆作家の慧人(けいと)さんによるコラボレーション企画。3人の若手アーティストが、それぞれの技法を生かした作品を展示する。

 春華堂は、地域の文化やアートとの連携を通じた街の活性化に取り組んでいる。これまでもアーティストと協力した企画展を開催しており、今回はコンノさんの呼びかけにより、親交のある2人が参加し実現した。

 会場には、各アーティストの作品約50点を展示。作品制作の実演や来場者が参加できる体験コーナーも設ける。

 キボリノコンノさんは、本物そっくりの菓子や透明な生卵を木彫りで表現するアーティスト。東京出身で、現在は浜松を拠点に活動している。コロナ禍をきっかけに木彫りを始め、その独創的な作品がTVやSNSで話題となり、公務員を退職してプロのアーティストとなった。今回の展示では、春華堂のオリジナルエクレールを木彫りで再現した「咲クレール」や「パンケーキ」など約20点を公開。自身が普段使っている撮影ブースを再現したコーナーには、木彫りのわらび餅と木の粉で作ったきな粉を展示し、来場者が「映える」写真を撮影できるようにした。

 シロイさんは、新潟を拠点に活動する鉛筆彫刻家。10年ほど前にテレビで見た鉛筆彫刻に衝撃を受け、制作を始めたという。鉛筆の芯を使い、郵便ポストや消しゴムなどを精密に彫刻。今回の展示では、テーマに沿った作品約20点を披露する。

 慧人さんは、2003(平成15)年生まれの大阪府出身。中学生の頃から独学で色鉛筆画を描き始め、SNSでの投稿をきっかけに注目を集めた。昨年、浜松市の平野美術館で特別展を開催。緻密でリアルな色鉛筆画を展示する。

 会期中は、クリエーターによる実演やトークショー、サイン会も予定している。春華堂広報室課長の高山慎吾さんは「菓子もアートも、生きていく上で必ずしも必要なものではないかもしれないが、人を幸せにする力がある。来場者の笑顔を見ることで、自分自身も幸せな気持ちになる」と話す。

 コンノさんは「クリエーターと春華堂のアイデアを組み合わせた、他にはない体験型イベントになった。自分自身もワクワクしている」と話す。

 開催時間は10時~16時。3月23日まで。

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