浜松の玩具メーカーが知育用積み木-欧州の幼稚園でも使われる

知育玩具「コロンブスのつみき」

知育玩具「コロンブスのつみき」

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 玩具の製造・販売を手掛ける「シャオール」(浜松市北区三方原)が7月22日、知育玩具「コロンブスのつみき」を発売した。

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 社長の宮地完登さんは自身の子育て経験から「最近のおもちゃはスイッチで光るものやマニュアル通りに遊ぶものがとても多い。子どもの自由な発想で遊べる玩具を作りたい」と思い立った。玩具の選定は想像力や集中力を伸ばすといわれる「積み木」がいいのではと考え、2年かけて開発。2009年から中国や香港で玩具のOEM事業を運営したが、同製品販売のため同社を今年1月に設立した。

 積み木は7種類の形状があり、それぞれに穴が開き、鋭利な角を無くして安全面に配慮する。素材は食器などにも使われているABS樹脂を使うことで、木製と比べ重さが約半分となった。汚れた場合は簡単に拭き取ることができ、口に入れても安全。積み木は「紐やパイプを通す」「型に積み木をはめる」「図面に合わせて積み木を並べる」などいろいろな遊び方ができる。3種類のタイプを用意する。

 今年1月の「香港トイショー」に出展したところ、ドイツの大手玩具メーカーを通じて世界で販売することが決まり、すでにヨーロッパを中心とした10カ国以上の幼稚園や保育園などで使われている。

 「玩具を通じて親子のふれあいが増えてほしい」と宮地さん。「現在はインターネットでの販売が中心だが、販売店をもっと増やせれば」とも。

 価格は各6,300円。インターネットと遠鉄百貨店(8月7日~)で扱う。

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