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浜松で地元食材使った「出世飯」企画-家康が食べたとされる食材も

キンメダイの刺身と赤座エビを豪快にのせた「赤備え出世丼」

キンメダイの刺身と赤座エビを豪快にのせた「赤備え出世丼」

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 浜松市内各所の飲食店で現在、地元産食材を使った「出世飯」企画を展開している。

フグや伊勢エビの刺身などがのった「舞阪産フグと伊勢エビのまぶし丼」

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 浜松市が街をPRするために行っている「出世旅プロジェクト」の一環。今年は「徳川家康公顕彰四百年記念事業」などの大型イベントも控えていることから、さらに浜松を盛り上げるために考案。浜松の食材や家康にゆかりのある食材を使った料理を市内の飲食店が考え提供。郊外から街中に客を呼び込むことも狙う。

 出世飯には、浜松産の食材を使用していることを必須条件に、縁起物の食材を使っていることと、より上を目指す意味を兼ねて高く盛っていること、運気を上げることにかけて揚げていること、金粉を添えるなどして輝いていることの4つのうち1つが当てはまることで認定される。

 同品は、家康にまつわる勉強をしながら家康にちなんだ料理を開発している市内飲食店の集まり「家康会」に所属する店で提供。今回作られた料理は全9種類で、グループ店を含めた16店舗が、各店1~2品を用意する。料金はキリの良い金額にするため、内容は各商品で異なるが、統一価格の1万円で提供する。

 居酒屋「酒肴遊善 じねん」(中区田町)では、家康が食べたとされる米とアワと麦を混ぜたご飯の上に浜名湖の新ノリを敷き、天竜で捕れたキンメダイの刺し身と舞阪港で水揚げされた赤座エビを豪快にのせた「赤備え出世丼」を用意。「温かいご飯の上に刺し身をのせるので素材が生きるようバランスを考えて作った」と店主で同会の会長でもある秋元健一さん。

 すし店「菊一」(中区鴨江)では、ご飯の上に舞阪産のフグや県内産の伊勢エビの刺し身などがのった「舞阪産フグと伊勢エビのまぶし丼」を用意。最初にフグと伊勢エビの刺し身を味わった後、ウニとイクラをまぶして食べ、締めに伊勢エビで炊いたスープでお茶漬けにして食べる。「家康がだんだん出世していったことにかけ、3段階の味が楽しめる料理にした」と店主の岩澤秀治さん。

 日本料理店「浜松桝形」(中区肴町)では、ウナギのかば焼きと白焼きの2種類の丼ぶり「桝形出世丼」を用意。米は浜松のブランド米「やら米(まい)か」を使う。かば焼きの丼ぶりはご飯に焼いたすっぽんの身を混ぜ、その上にウナギのかば焼きを豪快にのせる。白焼きの丼ぶりにはご飯に舞阪産の釜揚げシラスを混ぜ、ウナギの白焼きをのせすっぽんのスープをかけ混ぜ合わせる。店主の鈴木佐智生さんは「しっかり味の付いたかば焼きと、さっぱりした白焼きの丼ぶりを好みに合わせて味わっていただきたい」と話す。

 同会では12月22日から予約を開始しており、素材がそろい次第各店で提供する。食材の時期が終われば今のメニューは終了するが、食材を変えて提供していくことも検討しているという。秋元さんは「徳川家康を心身ともに支えてきた浜松の食材を存分に味わっていただきたい。健康寿命日本一となった浜松の土台となる食を全国に伝えていきたい」と意気込む。

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