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浜松・住吉に自家製チーズ専門店 幻のチーズ「ブッラータ」の販売も

チーズを作る、工房長の鈴木淑子さん

チーズを作る、工房長の鈴木淑子さん

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 浜松・住吉に5月10日、チーズ専門店「チーズ工房 HAKU(浜松市中区住吉、TEL 053-477-6316)」がオープンした。

清潔感のある店内

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 自家製チーズの製造と販売をする同店。工房長の鈴木淑子さんはオーナーと静岡のチーズ専門店を訪れた際、そのチーズの味に感銘を受け、自らもチーズ専門店を始めようと決意。製法を教わり、何回も試作を重ね、オープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約12坪。4席のカウンター席を設けたイートインスペースを備える。チーズのミルキーなイメージとおしゃれな店内にしようと、白を貴重とした清潔感のある空間にドアを水色にしてアクセントにしたという。ショーケースにチーズを並べ、テークアウト形式で販売。来店客には丁寧にひとつひとつのチーズの特徴や食べ方を説明する。

 チーズは全て自家製で、7種類を用意。弾力のあるかみ応えでミルキーな味わいの「モッツァレラ」(1グラム=7円)や約1カ月熟成させた「カチョカヴァロ」(1グラム=10円)など食感や風味の違うさまざまなチーズをそろえる。中でも生クリームとチーズを閉じ込めた濃厚で爽やかな味の「ブッラータ」(1グラム=12円)は貴重な一品だという。「製造が難しく幻のチーズと呼ばれている。賞味期限も30時間と短い」と鈴木さん。チーズに使う生乳は浜松の牧場に直接取りに行き、鮮度の高い状態のものを使う。北海道の生乳も試してみたが、取り寄せに時間がかかり思い通りのチーズができなかったという。ほかにも、特製のレモンクリームが入った「ブッラータ レモン」(1グラム=12円)のようなデザート感覚で食べられる新しいチーズも開発し、販売する。

 「今まで全く別の職で働いてきたからこそ、固定概念がなく新しいものを作ることができる。これからも新しいものを開発していき、来店客に喜んでもらいたい」と鈴木さん。「まずはチーズのことを知ってもらいたい。新商品の開発だけでなく、チーズ製造体験なども考えている。遊びに来るくらいの感覚で立ち寄ってもらえたら」とも。

 営業時間は10時~16時。土曜・日曜・祝日定休。

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