浜松のウナギ専門店、「訳あり」商品を限定販売-地元スーパーとの差別化で

訳あり商品を店頭販売する店舗外観

訳あり商品を店頭販売する店舗外観

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 浜松・浜北区のウナギの持ち帰り専門店「うなぎの井口」(浜松市浜北区平口、TEL 053-586-6863)は5月20日より、「訳あり」商品を中心にした割引販売イベントを行う。

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 毎月20日(7月、8月、12月を除く)の13時より、30セット限定で販売する同イベントは、今回が初の試みとなる。取り扱うのは「訳あり商品」。ちょっとしたさばき損じや焼き損じ、店頭に並べる過程で身が損なわれてしまったものなどで、味や安全性についてはまったく問題が無い。通常なら3,000円程度の商品を2,100円で提供する予定。

 同店では、これまでネット販売のみで年に1度だけ同様の商品を格安で販売するイベントを行ってきたが、店頭で行うのは初めて。

 店主の井口恵丞(けいすけ)さんは「地元商店が大型スーパーとの差別化で苦慮している話を身近に聞く中、当店でも大型スーパーとの差別化として独自のサービスを展開したいと考えた」と話す。独自サービスを模索する中で、来店客へのアンケートを実施。その中で、「近隣の大型スーパーの特売日には、少し遠くても買いに出かける。その時に井口さんでもお買い得な商品を販売してくれれば、毎月その日はウナギの日にしたい」という意見を聞き、近隣の大型スーパーの特売日である20日に同サービスを行うことを決めた。

 今年はウナギの稚魚が不漁で高騰する中、「このサービスの提供はちょっとためらいもあった」と井口さん。「しかし、大型スーパーだけでなく小売店が魅力的な商品やサービスを提供することで浜北という地区が『点』ではなく『面』でにぎわい、活性化してほしい」と期待を寄せる。

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