浜松・二俣で11月3日、「龍水の都クラシックカーフェスティバル」が開催される。主催は天竜商工会青年部天竜支部。

　今回で最後となる同イベント。同日開催の「天竜産業観光まつり」を盛り上げるため、天竜出身で本田技研工業創設者・本田宗一郎さんにちなみ車の展示イベントを企画。毎年の恒例行事として定着していたが、運営する青年部員の減少やイベントの予算削減などが重なり今年で終了することになった。

　イベントでは県内外から約60台のクラッシックカーを集め展示する。展示車は国内外を問わないが、1974年以前に製造され、改造していないオリジナルの状態であることが条件。会場となる二俣町クローバー通り商店街通り沿いに展示し、車の近くでは所有者による説明も行う。

　会場では好きな車の投票も実施。グランプリカーには記念品と盾を授与。昨年のグランプリは1968年製の「トヨタカローラ1100デラックス」、準グランプリは一昨年グランプリを獲得した1973年製の「メルセデス・ガゼールSSK」が受賞した。イベントでは基本車を動かすことはないが、最後には出口にレッドカーペットを敷き、1台ずつ帰っていくところを見ることができる。

　地域の方からは「せっかく定着してきたので終わってしまうのは寂しい」という声もあるという。「懐かしい車が集まる楽しいイベント」と青年部天竜支部長の酒井利行さん。「多くの方に来場していただき、成功させて幕を閉じたい」とも。

　開催時間は9時30分～15時30分。