食べる

浜松・春野町にカフェ 愛犬と楽しめる自然に囲まれたロケーション

愛犬と愛犬家が喜ぶ店づくりを目指す、「ザ リバーサイドカフェ」店主の前田貴子さん

愛犬と愛犬家が喜ぶ店づくりを目指す、「ザ リバーサイドカフェ」店主の前田貴子さん

  • 7

  •  

 愛犬と一緒に楽しめるカフェ「THE RIVERSIDE CAFE (ザ リバーサイドカフェ)」(浜松市天竜区春野町、TEL 090-3491-9218)が8月8日、オープンした。

自然に囲まれたロケーションで楽しめる食事

[広告]

 ラブラドルレトリバーを3匹飼う愛犬家でもある、同店広報担当の前田圭さん。浜松市は、世帯当たりの犬の登録数が政令指定都市の中で最も多いが、犬と一緒に食事を楽しめる店が少ないと感じていた前田さん。犬と一緒に快適に過ごせるカフェを作ろうと模索する中、天竜川水系の「気田川」沿いに位置し、自然に囲まれたロケーションの同所と出合った。「動物を人間のように扱うのではなく、動物の持つ動物らしいニーズを満たしてあげることが当店の動物愛護の考え方」と前田さん。ラブラドルレトリバーは、泳ぐことが得意な習性を持つため、川で思いきり泳ぎ、走り回らせてあげることで、犬が本当に喜ぶ場を提供できると考え開店を決意。「愛犬も喜ぶ、愛犬家も喜ぶ、そんなカフェ」をコンセプトに定め、オープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約40坪で、テーブル席22席、ソファ席22席、テラス席12席を用意。前田さんはロサンゼルスに在住していたことがあり、当時の街なかにあったカフェのデザインイメージを再現。気分が明るくなうようにと、オレンジ色を基調に、鮮やかでポップな内装に仕上げた。

 目の前に気田川が流れ、自然に囲まれたロケーションの同店。テラス席では犬と一緒に食事を楽しめる。有機栽培のタマネギを使い、3日間かけて煮込み作業を繰り返して作る「ホタの肉球げんこつカレー」(1,299円)は、フルーティーな甘さとほどよい辛さを感じるカレーで、ボリューム満点の手作りハンバーグを乗せて提供する。「オーガニック豆乳ジェラート ココナッツバニラ」(699円)は、バニラエッセンスなどの合成香料は使わず、アフリカ産の完熟オーガニックバニラビーンズで作るデザート。

 コーヒーは、フェアトレードを考慮した豆のみを使う。「ホタブラック」(499円)は、化学肥料を使わず栽培されたメキシコ産の豆で、深いりだが重すぎず、酸味が少なくほんのりとした甘みが特徴だという。このほか、うま味と甘みを引き出し製造した地元春野町産の和紅茶「伊澤紅茶」(599円)や、イタリアの飲料メーカー「ガルバニーナ社」のオーガニック素材のみを使うサイダー「ガソーザ」(599円)などをそろえる。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指のアルコール消毒と食事以外の時間はマスクの着用を求める。37.5度以上の発熱がある場合は入店できない。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。店内は、定期的な換気を徹底。密を避けるため、各テーブルの間隔を広く取りレイアウトする。

 「コロナ禍の影響で難しいタイミングのオープンになったが、少しずつでも当店のことを知ってもらいたい」と前田さん。「これほど緑に囲まれたロケーションはほかにはないと思うので、愛犬と一緒の方も、そうでない方も、ゆっくりとした時間を楽しんでほしい」とも。

 営業時間は11時~17時。水曜定休。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース