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浜松・三ケ日の農協がミカンソフトクリームの販売所 夏場の需要拡大を狙い

ミカン果汁をふんだんに使う「三ケ日みかんのこだわりソフトクリーム」

ミカン果汁をふんだんに使う「三ケ日みかんのこだわりソフトクリーム」

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 三ケ日ミカンのソフトクリーム販売所「MIKACHAN BASE(ミカチャンベース)」(浜松市北区三ケ日町三ケ日、TEL 053-525-1040)が8月16日、オープンした。

店舗外観

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 三ケ日町農業協同組合が運営する同店。同組合では、三ケ日ミカンを使った「三ケ日みかんサイダー」や「無添加ドライみかん」などのオリジナル商品を開発してきた。ミカンの青果は、例年11月~2月下旬にかけて「早生ミカン」「青島ミカン」などの品種で販売する。「オフシーズンの夏場でも、三ケ日ミカンのおいしさを楽しんでもらいたいと考え、新商品を開発した」と特販課の井口雄太さん。三ケ日ミカンの果汁をふんだんに使う期間限定のソフトクリーム「三ヶ日みかんのこだわりソフトクリーム」を考案した。店名の「BASE」は英語で「基地」の意味で、三ケ日ミカンの「おいしさの発信基地」になるようにと願い命名。同組合の敷地内にある特産物直売所の隣に販売所を新しく建て、オープンすることとした。

 店舗面積は約2坪で、テークアウトでソフトクリームのみ販売する。外観は、木材を一面に貼り温かみのある雰囲気に仕上げた。購入者が一緒に撮影することでSNS映えするようにと考え、三ケ日ミカンの公式キャラクター「ミカちゃん」のイラストを描いた丸形の大きな看板を店舗の外壁に掲げる。

 三ケ日ミカン果汁の入るソフトクリームに、濃厚ミカンソースをかけて提供。クリームに大量の三ケ日ミカン果汁を練り込むため、着色料は使わないが、鮮やかな黄色に仕上がる。トッピングするソースは無添加・無着色で、「青島ミカン」を濃縮した果汁を使う。砂糖は入れないが、ミカン本来の甘みと風味を感じられるという。「三ケ日ミカンの特徴である、甘みと酸味のバランスを考え、試行錯誤して作り上げた」と井口さん。

 新型コロナウイルス対策として、来店時にアルコール消毒を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、ゴム手袋の着用、手指消毒を義務化。店舗の扉を開放し換気を徹底する。

 オープン後の売り上げは順調で、購入者からは「ソフトクリームの上にかかるソースが濃厚」「甘さだけでなく程よい酸味がありおいしい」などの届いているという。「ミカンは冬の味覚だが、夏でも楽しめるようにこだわって作り上げた。暑い夏の時期に来店して、楽しんでほしい」と井口さんは話す。

 営業時間は9時30分~16時30分(現在は緊急事態宣言を受け13時まで)。水曜定休。販売価格は380円。提供は10月までを予定する。

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