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浜松・蜆塚にサンドイッチ専門店 地元素材にこだわり常時35種類用意

「地域に愛され、長く続く店にしたい」と話す店長の蟹澤さん

「地域に愛され、長く続く店にしたい」と話す店長の蟹澤さん

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 サンドイッチ専門店「手作りサンドイッチくろねこ」(浜松市中区蜆塚、TEL 053-452-9600)が10月14日、オープンした。

常時35種類そろえるサンドイッチ

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 店長の蟹澤尚紀さんは、元々の内外装のリフォームなどを行う会社に勤めていたが、飲食業に興味を持ち、同僚だった三浦諒さんとの共同経営で飲食店を開くことにした。当初はキッチンカーでの運営を考えたが、新型コロナ禍の影響でイベントの開催が制限され、出店の機会が減少しているため断念。今後も需要が増加すると見込み、テークアウト業態の店の開業を検討した。フランチャイザーである「手作りサンドイッチ太陽」(磐田市)の社長と知人を介して知り合い、同店のサンドイッチの味に感銘を受けた。3カ月間の研修でサンドイッチづくりのノウハウを学び、フランチャイズ店としてオープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約18坪。元々喫茶店があったテナントのレトロな雰囲気を残しながら、白と淡いグレーを基調に入店しやすい明るい内装に仕上げた。

 店内で一つ一つ手作りで作り上げるサンドイッチを常時約35種類そろえる。「SNS映え」などの見栄えだけを重視するのではなく、食べやすさに配慮し、また食べたくなるサンドイッチづくりを目指す。毎朝仕入れる、静岡県西部産の野菜とフワフワの食感の食パンにこだわる。地元養鶏場「青い鳥牧場」(浜北区)の新鮮な卵を使う「たまごサンド」(340円)は、卵の食感を楽しめるように大きめに刻み仕上げる。衣のサクサクと、エビのプリプリの食感を同時に楽しめる「エビカツサンド」(390円)は、脂のしつこさが少ないため、子どもから年配者まで幅広い年齢層に好まれるという。シャインマスカットなどの旬のフルーツをメインに、キウイやパイナップルなどを挟む「フルーツクリームサンド」(380円)は、フルーツ本来の甘さを生かすため、甘さ控えめの生クリームを使う。このほか、地元の精肉店から直接仕入れる、分厚くて食べ応えのあるベーコンの「BLTサンド」(390円)や、地元契約農家から仕入れるトウモロコシ品種「甘太郎」を使うコロッケが入る「コロッケたまごサンド」(360円)などを用意する。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒とマスク着用を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。出入り口を常に開けて換気を徹底。密を避けるため、一度の入店人数を3組までに制限する。

 オープン後は、新聞折り込み広告やSNSでの告知の効果で、連日完売が続いているという。蟹澤さんは「地域に愛され、長く続く店にしていきたい。一つ一つ丁寧に作り上げる自慢のサンドイッチを用意しているので、気軽に足を運んでほしい」と話す。

 営業時間は6時30分~売り切れ次第終了。月曜定休。

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