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浜松・三ケ日町で「三ケ日牛バーガーフェス」 中学生開発の「ご当地バーガー」で地域活性

三ケ日牛バーガーの普及活動を行う浜松市立三ケ日中学校の生徒

三ケ日牛バーガーの普及活動を行う浜松市立三ケ日中学校の生徒

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 イベント「三ケ日牛バーガーフェス」が10月10日、三ケ日協働センター駐車場(浜松市北区三ケ日町三ケ日)で開催される。

「メイポップ」の三ケ日牛バーガー

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 主催は、地元飲食店や有志メンバーで構成する実行委員会。「三ケ日牛バーガー」は、浜松市立三ケ日中学校の生徒が町の活性化につなげようと、授業の中でプロジェクトを立ち上げ、試作を重ね考案した「ご当地ハンバーガー」。2014(平成26)年の発売以降、生徒が中心となり販売・普及活動を続けている。コロナ禍で多くのイベントが中止される中で、生徒たちの活躍の場を設けたいと考えた同会は昨年、同イベントを初開催。好評につき規模を拡大して、今年も開催を決めた。

 「三ケ日牛バーガー」には定義があり、パテに51パーセント以上の地元ブランド牛「三ケ日牛」を、ソースに三ケ日ミカンを使うなどの条件を満たす必要がある。三ケ日中学校の生徒による店舗では、スタンダードな「三ケ日牛バーガー」(500円)を用意。ジューシーな肉のうま味とソースに入れたミカンの爽やかな香りを楽しめる。パン専門店「メイポップ」のハンバーガー(700円)は、ふんわりした食感で香りの良い自家製バンズを使う。このほか、自家栽培の循環農法野菜を使う「グラニーズバーガー&カフェ」や、テリヤキソースで仕上げる「みっかび密柑屋」など6店舗が「三ヶ日牛バーガー」を出品する。

 「三ケ日牛バーガー」の販売店以外にも約50店が出店。三ケ日ミカンソフトクリームや三ケ日牛コロッケなどのご当地グルメの販売や、ジビエ料理店やカレー店などが並ぶ。地元菓子店と中学生がコラボして開発したオリジナルケーキの試食会も行う。

 「音楽ステージ」も設けて会場を演出。浜松を拠点に活動するサックスプレーヤーと三ケ日町在住のシンガー・ソングライターのユニット「YODAX&Alee」やフラダンスの「LOCO Aloha」、「三ケ日中学校吹奏楽部」などが出演する。

 「三ケ日牛バーガーがウナギとギョーザに並ぶ浜松の三大グルメになるように目指している」と実行委員長の田中規雄さん。「中学生が開発したハンバーガーを通して、広域浜松エリアとして手を取り合いながら地域を盛り上げていきたい」とも。

 開催時間は10時~15時。入場無料。

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