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浜松・鍛冶町の国産牛タン料理店が移転リニューアル 「浜松のともしびに」

「浜松のともしびに」と話す店主の松井さん(左)

「浜松のともしびに」と話す店主の松井さん(左)

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 牛タン料理店「小料理と牛タン まっち」(浜松市中区鍛冶町、TEL 070-8909-6725)が6月28日、移転リニューアルした。

「まっち」の「極 国産牛タン厚切りステーキ」

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 店主の松井功次さんは東京出身で、東京でステーキ専門店の経営や熱海市で出張シェフを経験。知人の紹介をきっかけに昨年、ザザ中央館の温浴施設内のレストランとして同店をオープンした。松井さんは牛タンが名物の仙台に7年間住んでいたこともあり、国産牛タンをメインに、風呂上がりに適したスムージーを提供する店として営業してきた。

 テナント契約の都合で急きょ移転が必要となりこの度、同所への移転を決めた。リニューアルに伴い「小料理と牛タン」にコンセプトを変更した。松井さんは「牛タンをメインに、少ない量でたくさんの品数を楽しめる『小料理』も用意した」と話す。

 店舗面積は約13坪。席数は、カウンター=9席、6人個室=1室。店内デザインは、えんじ色をアクセントカラーに落ち着いた和風空間に仕上げたという。

 牛タンは国産のみを仕入れる。塩で3日間熟成した後、塩コショウで味付けする。肉本来のうま味や香りを引き出すために、炭火ではなくあえて鉄板で焼き上げるという。

 3センチほどの厚さに切った「極(きわみ)国産牛タン厚切りステーキ」(2,800円)は、硬みが少なくとろけるような食感で、凝縮されたうま味が口に広がるという。季節に応じて旬の肉を使い分ける「A5黒毛和牛ステーキ」(1グラム=25円)は、春夏は千葉県のブランド牛「みやざわ和牛」を、秋冬は岩手県産の「前沢牛」を、それぞれ用意する。

 小料理は日替わりで提供する。塩と和風だしでトロトロの食感に仕上げたという「牛すじ塩煮込み」(380円)、塩漬けしたタン下の部位を軽くあぶって提供する「牛タンの炙(あぶ)り刺し」(680円)、国産牛タンの入った自家製の「メンチカツ」「コロッケ」(各380円)などを用意する。締めの料理として、透き通った和風スープが特徴という「塩蕎麦(そば)」(ハーフ=550円)や、カツオの香りが広がるという「自家製カレーうどん」(ハーフ=580円)などもそろえる。

 オープン後は、見込みの2倍以上の来客があり順調な滑り出しで、既にリピーターもいるという。松井さんは「初めて浜松に来た時は、コロナ禍でシャッターが閉まっている店が多かった。店名の通り、人・街・食との出合いがある温かい空間を浜松のともしびにできたら」と話す。「お客さまの求めていることを常に突き詰めていきたい」とも。

 営業時間は18時~翌3時(日曜は24時まで)。水曜定休。

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