浜松・板屋町に2月5日、ビール専門バー「板屋町麦酒屋（ばくしゅや）」（浜松市中区板屋町、TEL 053-456-7071）とカフェ「イタヤマチカフェ」が同時オープンした。

古民家を改装した店内

　同店は浜松を中心に県内に7店の居酒屋を経営する「アップハート」グループが運営。古民家を改装した町家スタイル。1階はビアバー、2階はカフェで、1階奥にはグループで提供する専門のスイーツ工房を併設。カフェでは同所で製造したスイーツを提供する。通りから少し入ったところに位置するため、店を知ってもらう意味も込めてカフェとはジャンルの異なるビアバーを併設したという。

　1階の店舗面積は約10坪。席数は20席。小規模ビール醸造所で上面発酵によりじっくり作られたクラフトビールをメーンに取り扱うビアバースタイル。三重県で作られたフルーティーな香りの「伊勢角屋・ペールエール」（Mサイズ＝680円）や、富山県の城端（じょうはな）産の麦を使った「城端ビール・絹香」（Mサイズ＝780円）など、さまざまな地域のクラフトビール7種類を用意する。

　2階の店舗面積は約16坪。席数は30席。工房で作られたスイーツや料理を提供する。メニューは、有機豆乳を使ったレアチーズケーキに三ヶ日みかんのソースをかけた「有機豆乳レアチーズケーキ」や浜松産のルッコラを生地に練り込んだ「ルッコラのシフォンケーキ」（以上480円）などのスイーツを日替わりで用意。ほかにも、豚肉を低温油で煮てやわらかく仕上げ、表面を香ばしく焼いた「ど厚い浜松トンテキ」（980円）などのフードメニューも提供する。

　「少し分かりづらい場所にあるが、さまざまな顔を持つ面白い店になった」と取締役の森本悠己さん。「1人で飲みに来たり、友達と食事に来たり、1階と2階を使い分けて利用していただければ」とも。

　営業時間は11時30分～22時（金曜・土曜は24時まで）。日・月曜定休。