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浜松で「サバイバル」テーマのワークショプ-「立体駐車場」空間の活用法探る

会場となる万年橋パークビル・立体駐車場

会場となる万年橋パークビル・立体駐車場

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 浜松・田町の万年橋パークビル(浜松市中区田町)7・8階で7月5日・6日、ワークショップイベント「DESIGNEAST 05 CAMP -SURVIVAL-」が開催される。主催はDESIGNEAST実行委員会(TEL 053-482-7203)。

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 関西地方で活動するグラフィックデザイナーや建築家などが中心となり主催する同イベント。過去4回は、大阪でトークイベントやワークショップなどの企画を行ってきた。5回目となる今回は、「サバイバル」をテーマに出張企画を計画し、実行委員のいる浜松を含めた4カ所で開催されることになった。

 同企画では、浜松で災害が起こった時などに既存の環境から生活できる場所を探し、みんなで協力して生きていく空間を考える。会場となるのは生活の場としては非日常的な空間である立体駐車場。この空間を生かし自分たちは何ができるのかを模索していく。

 当日は「生き延びるためのデザイン」をトークテーマに、建築家の家成俊勝さんらによる「生き延びるための表現」、編集者の多田智美さんらによる「生き延びるための編集」と題したトークイベントを実施。それぞれの職業の視点から緊急時や普段の生活の中で生きていくことについての話を展開していく。浜松を拠点に活動する音楽家「マッスルNTTなどズ」によるライブも開催し、会場を盛り上げる。また、炭火焼きができる簡易セットを用意し、街中の八百屋や精肉店などから食材を調達し各自焼いて食べることもできる。

 22時30分からは同所ほか街中の「カギヤビル」屋上、「PARK/ING PUBLIC CAFE BAR(パーキング パブリックカフェバー)」(以上中区田町)屋上など5カ所に分かれ団体メンバーによるトークイベント「MIDNIGHT TALK」を実施。デザイナー、建築家、編集者などとして活動するメンバーの話を、より身近な距離感で聞くことができる。企画が行われる屋上には簡易テントを用意し、宿泊ができるようにすることなども検討中という。6日には街中を散策する「まちなかウオーキング」も実施。普段なかなかゆっくり歩くことのない早朝の街を参加者が一緒になって散歩することで新たな発見をすることが目的だという。

 浜松のほかには京都市、香川県の小豆島、佐賀県の有田町で開催。企画は各地域に住む委員が考え、それぞれの土地に合わせた内容で実施する。

 実行委員の鈴木力哉さんは「今までは大阪で行われていたため浜松在住の方は参加することが大変だったが、興味がある人はぜひこの機会に足を運んでいただきたい。生活するという意味で非日常のこの空間を楽しんでもらえたら」と参加を呼び掛ける。

 開催日時は5日=13時、6日=10時。参加費はMIDNIGHT TALK参加までの料金が2,500円、6日の朝食付き料金が4,000円、高校生以下無料。

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