フライドチキン専門店「bb.q（ビービーキュー）オリーブチキンカフェ 浜松プラザフレスポ店」（浜松市東区上西町、TEL 053-545-6347）が8月13日、オープンした。

カリッと軽やかな食感の「オリーブチキン」

　静岡県西部エリアで居酒屋などの飲食店を多店舗経営する「クリエーション＆グロース」（掛川市）が運営する同店。コロナ禍の影響で、大勢が集まって食事する居酒屋が厳しい経営環境にあるため、新しい柱となる業態店の開業を検討。「東海エリア初出店で、韓国トップシェアを誇るフライドチキン専門店をオープンすることで、新しいものを提供できると考えた」と社長の田中浩一さん。培った飲食業のノウハウを生かし、オープンすることとした。

　店舗面積は約30坪で、カウンター席9席とテーブル席26席の合計35席。白壁を基調に青色と赤レンガをアクセントに使う店内は、地中海の小さなカフェをイメージしたナチュラルな空間。店内ではフリーWi-Fiを利用でき、電源を設置したカウンター席も用意する。

　韓国発祥のフライドチキン専門店として世界25カ国に約2500店舗を展開する同店。店名の「bbq」は「best of the best quality」の略で、「最高品質の中の最高」を意味する。サクサクとした食感とバラエティー豊かなソースが特徴で、フライオイルは、スペインの契約農家から買い付けたエキストラバージンオリーブオイルと、ノンコレステロールのソイオイルを配合して使う。

　カリッとした軽やかな食感の「オリーブチキン」（290円）は、唐辛子を中心にブレンドしたオリジナルスパイスを韓国から直輸入し、ピリ辛に仕上げる。コチュジャン・梅肉・ブルーチーズ・ケチャップを使う甘辛いソースの「ヤンニョムチキン」（330円）は、ザクザクとした食感を同時に楽しめる。このほか、レタスやトマトなどの野菜ふんだん使いハニーマスタードソースを掛け、全粒粉入りのバンズで挟む「オリーブチキンバーガー」（390円）や、フライドチキンに合うように独自に開発した、搾りたてのレモン果汁とレモンシロップの「生搾りレモネードスパークリング」（290円）などを用意する。

　新型コロナウイルス対策として、来店時に手指の手指消毒を求める。スタッフは、出勤前の健康確認、マスク着用、手指消毒を義務化。飛まつ防止のため、カウンター席にはパーティションを設置。スタッフと接触することなく注文できるセルフオーダーシステムを導入する。

　「東海エリア初出店という話題性もあり、オープン後の売り上げは順調。コロナ禍で韓国に行くことができない現状なので、本場のキチンの味を当店で楽しんでほしい。テークアウトとデリバリーにも対応するので、気軽に利用してくれれば」と田中さんは話す。

　営業時間は10時～21時。（現在は、緊急事態宣言のため20時まで営業。アルコールは提供しない）