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浜松・田町に焼き鳥専門店 ブランド地鶏「ホロホロ鳥」の魅力伝えたいと

「ホロホロ鳥の魅力を伝えたい」と話す店主の大野さん

「ホロホロ鳥の魅力を伝えたい」と話す店主の大野さん

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 焼き鳥専門店「焼き鳥 心おん(しおん)」(浜松市中区田町、TEL 053-455-8133)が11月17日、オープンした。

ホロホロ鳥を使う「心おん」の焼き鳥

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 店主の大野絢子さんは、大学生時代のアルバイト経験を通して飲食店で働くことに魅力を感じ、卒業後に大手居酒屋チェーンに就職。27歳から6年間、東京都豊島区の有名店「焼鳥蒼天」で修業した。経験を重ね、「いつか自分の店を持ちたいと考えるようなった」と大野さん。培ったものを地元に持ち帰り魅力を伝えたいと、独立を決めた。

 店舗面積は約14坪、席数はカウンター=13席。焼き鳥を焼いている様子を見ながら食事を楽しんでもらいたいと、カウンター席のみにした。店内は、カウンターテーブルに杉の一枚板を使い、落ち着いた雰囲気のシンプルな和モダンデザインに仕上げた。

 ブランド地鶏「ホロホロ鳥(ちょう)」をメインに使い、紀州備長炭でじっくりと焼き上げた焼き鳥と、焼き鳥に合う日本酒やワインを提供する。岩手県花巻市の「石黒農場」から仕入れた「ホロホロ鳥」は、温泉水と自家栽培の米を飼料にして育てる。肉質がやわらかくコクがあり、においや癖もなく、ジューシーで口の中でとろけるような食感が特徴という。

 2種類のコース料理を基本とし、要望に応じて追加料理を提供する。「フルコース」(5,500円)は、料理7品と串焼き8本で構成。地鶏の団子汁など、季節に応じた「お椀(わん)」を1品目に提供する。「まず胃を温めてから、その後の料理を食べてもらうため」と大野さん。肉6本と野菜2本の「串焼き」は、ホロホロ鳥の「むね」「かわ」など、店主お任せで焼き上げる。ごはんは、「そぼろ丼」「鶏スープ茶漬け」「卵がけごはん」の3種類から選べる。このほか、北区都田町の農園「エムズファーム」のマイクロリーフと「加藤農園」の有機野菜を使う「ハーブサラダ」、「手造り日本酒アイス」などのデザートも用意する。串焼きをメインとするコース「おまかせ串焼き」(3,500円)は、串焼き6本に加え、「お椀」「先付け」「鶏スープ」を提供する。

 アルコールメニューは、「酒好きな方にも喜んでもらえるように、自分が納得したものだけを選んでいる」と大野さん。焼き鳥に合うように醸造した岐阜県の日本酒「小左衛門 純米吟醸」(800円)など、常時8種類の地酒を用意。このほか、クラフトビールや赤・白ワインなども多くそろえる。

 「浜松の方にホロホロ鳥の魅力を伝えたい」と大野さん。「大人がゆっくりと楽しめる店。目の前で焼いた焼き鳥を食べるライブ感も味わってもらえたら」とも。

 営業時間は17時~23時。月曜定休。

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