パン専門店「paisible（ペイジブル）」（浜松市天竜区二俣町二俣、TEL 053-545-5037）が3月21日、オープンした。

常時約30種類のパンをそろえる店内

　店主の平野智佳子さんは、15年以上会社員を続けてきたが、夢だったカフェ経営に挑戦したいと考えていたという。パン職人で兄の平野智之さんに相談し、カフェと併せて、培った技術を生かしたパン販売を2人で行うことを決めた。智之さんはパン職人として約15年の経験を持つが、ブランクがあったため東京の専門店で1年間修業。イートインもできるパン店として、昨年12月のプレオープンを経て、グランドオープンした。

　店舗面積は約20坪。イートインスペースとして、1階はカウンター席5席、2階はテーブル席8席とカウンター席5席を用意。店内はイメージカラーの水色をアクセントに使い、木のぬくもりを感じる明るく入店しやすい雰囲気に仕上げた。

　「地域に愛される店」を目指し、食パン、総菜パン、デザートパンなど幅広いラインアップを常時約30種類そろえる。十勝産アズキを使った「あんぱん」は、「優しい甘さ」のあんこをふんだんに入れる。素朴な味わいの「クリームパン」（以上172円）は、カスタードクリームを飽きがこない味に仕上げたという。このほか、スパイシーな辛口とタマネギの風味を利かせた甘口の2種類を用意する「カレーパン」（216円）、外側のカリカリと中のもちもちとした食感が楽しめる「ブールパン」（399円）、ほんのり甘く焼き上げた「食パン」（1斤＝367円）などをそろえる。なるべく焼きたてを食べてもらいたいと、オープンの9時に焼きたてのパンを並べ、11時と14時にも「あんぱん」や「クリームパン」などを焼き上げる。

　オープン後は、既にリピーターも多く順調な滑り出しという。「アットホームな店なので、気軽に立ち寄ってほしい。パンやドリンクを店内でも楽しんでもらえたら」と智佳子さん。「地元の活性化に貢献できたらうれしい。パンを食べて笑顔になってもらいたい」とも。

　営業時間は9時～18時（土曜・日曜・祝日は16時まで）。火曜・水曜定休。