「第8回全国軽トラ市inはままつ｣が12月3日、鍛冶町通り（浜松市中区）など中心市街地で開かれる。浜松商工会議所や浜松市など官民で組織する実行委員会が主催する。

2019年11月に開かれた「軽トラはままつ出世市」の会場

　浜松商工会議所の創立130周年記念と、毎年11月に開催している「軽トラはままつ出世市｣の第10回目に合わせて計画した。軽トラックやキッチンカー、テントを使った販売など137の出店を見込む。県内のほか、岩手県や長野県、愛知県、宮崎県などからも駆けつけるため「出世市」としては「従来の倍で過去最大の規模」（浜松商工会議所）となる。

　歩行者天国となる鍛冶町通りや、一部で交通規制を敷くモール街では、軽トラックの荷台などを使い農産物や特産品を販売する。百貨店「松菱｣の跡地ではキッチンカーや屋台を使った飲食物の販売に加え、地元の自動車ディーラーが縁日ブースを用意する。

　遠州鉄道の高架下に整備された新川モールにはアウトドア体験コーナーを設ける。浜松市をはじめ県西部にあるものづくり企業がキャンプ用品を展示・販売する。日本自動車工業会（東京）は軽乗用車を生かしたアウトドアの楽しみ方などを紹介する。

　特設ステージでは子供たちによるダンスや和太鼓演奏、ミニライブ、浜松商工会議所女性会によるパフォーマンスのコンテストも企画。このほか、当日は市街地で「農協祭」をはじめ複数のイベントが予定されており面的なにぎわい創出につなげる。

　実行委員会事務局で浜松商工会議所商業観光課の藤田晃史さんは「節目が重なった年に軽トラ市を大々的に開くことになった。幅広い年代に楽しんでもらえるイベントなのでぜひ足を運んでほしい｣と呼びかける。

　開催時間は10時30分～14時30分。